フローリングを張りると家らしくなる。まず半分 第4章 [フローリング]
次に接着方法です。メーカーの説明書ではフローリング本体に接着剤を塗る位置が指示されています。しかし、本体裏面に接着剤を塗ったあと表面が上になるように裏返すのはかなり難しく感じられました。
接着剤を手につけてしまい、それが表に付着してしまう危険があります。ここはいろいろなサイトに書いてあるように床に接着剤を塗ってからフローリングを置く方法のほうが優れていると思います。
難しいのはフローリングの実(さね)にスクリュー釘を打つことでした。プロは釘打ち機でバシバシ打ち込んでいくようですが、私は勿論このためだけの機械を買うつもりはありません。手で打てば済む話です。
スクリュー釘は実に対して斜めに打ち込みます。ある程度打ち込んだら最後はポンチを使って釘全体を沈めます。しかし実が意外と硬く、思いどおりに打ち込めません。ドライバーで下穴をあけてから釘を打つのですが、それでも途中で釘が曲がってしまったりします。スクリュー釘ですからある程度打ち込んでしまうと簡単には抜けません。
曲がったまま抜けなくなった釘は仕方ないので曲がったまま打ちつけますが、そうすると今度は雄側の実がうまく嵌りません。雄実の曲がった釘に当たる部分をカットして無理やり入れたことが何度かありますが、作業効率が極端に落ちます。
しかし、何度か失敗しながら段々釘打ちは上手になり終わりの頃には全く失敗しなくなりました。コツは釘を持つ指の感覚で抵抗なく打ち込めているか掴むことです。少しでも抵抗が感じられたらすぐにペンチで釘を抜きます。このやりかたでほぼ失敗しなくなりました。
こんな試行錯誤をしながら家全体の約半分を張りました。黒のフローリングは高級感もあり、白い漆喰壁によく似合っています。