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排水管工事2週間はキツかった 第7章 [排水管工事]

2017.9.9-10 浄化槽から排水路まで 

写真の手前が浄化槽の蓋で奥の方に排水路があります。

CIMG1722-bl.jpg

 

浄化槽の出口のところにトラップ(排水溝の臭いを防ぐため水を溜める器具)付きの枡を設置しました。

本来は電気温水器の排水用としてつけるつもりでしたが、水道工事会社の社長からアドバイスを受けました。「電気温水器の排水は浄化槽につながないほうがいい。トラップが切れると浄化槽の消毒液が気化して温水器を錆びさせる」と。そこで余った枡は単なる点検口として浄化槽出口につけました。

 

今、考えるとこの枡は浴室の枡と交換したほうが良かったです。浴室には椀トラップをつけましたが、トラップが浅いのでトラップ切れを起こしやすいです。髪の毛が溜まると毛細管現象でトラップの水が吸い上げられトラップ切れを起こすぐらいです。

 

浄化槽から排水路までの勾配を測るとぴったり1/100になっています。水道工事会社が測量計を使って、そうなる高さに浄化槽を埋めてくれたのでしょう。

 

配管溝は水道工事会社が無償で掘ってくれたのですが、途中に配管の邪魔になる石が1ヶ所あります。邪魔な石を除こうと掘っていくと実は二抱えくらいある大きな石でした。掘り出すのと溝から出すので2時間もかかってしまいました。

 

この作業でのVU100管の接着はどこもうまくいきませんでした。どうやら接着剤に問題があるようです。順調に接着できた接着剤を使いきってしまったので、古い接着剤を使ったのですが、接着性能に問題があったようです。

しかし浄化槽から先の出口の配管なので多少接合が悪くても問題ありません。

 

枡の頭に蓋をつけて、ようやくキツい排水管土木作業は終わりです。

 


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排水管工事2週間はキツかった 第6章 [排水管工事]

翌日、現場で検討してみるとエルボを傾ける方法は無理があります。エルボを真下に向ける方法とでは横幅が2-3cm違ってくるので枡に枝管がとりつけられなくなります。枡の位置はもう直せません。そこでVU50管で枡まで引っ張っていく方法にしました。

 

洗面所の枝管も勾配がとれません。主管の高さが勾配で段々上がってくるのでキッチンではとれた勾配が洗面所ではとれなくなっているのです。ここは90度エルボではなく45度エルボで凌ぎました。

 

さてトイレの枝管取り付けは少々大変でした。トイレの枡は起点枡になっているので入口は45度角度で流入するものを選んでいます。そこで枡入口にはさらに45度エルボをつけて大曲としました。結果としてトイレからのVU100管と枡は90度に接合できるようにしたのです。(実はこのアイデア、掘削をサービスでやってくれた水道工事会社の社長のアイデアです。)

また勾配も10090度エルボを二つつける余地がありません。そこで、ここも45度エルボで対応しました。

 

本職はこんな勾配差に対処するため偏芯ブッシュを使っているようです。(枡の入口がパイ75の理由でしょう)

私はなんだかんだで工事を終えてしまいましたので、これでOKとします。

テストとしてトイレットペーパーをまるめたものをトイレ便器から流してみました。一瞬で浄化槽まで流れたようです。成功です。


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排水管工事2週間はキツかった 第5章 [排水管工事]

キッチン枡と浴室枡の間の100パイの主管の接着はきれいに入りました。 水道工事会社の社長に「接着剤をたっぷり塗ったら少し時間を置いて管を溶かせばいい」と聞いたことを思い出したのです。

そこで雄側の主管に先に接着剤を塗って、それから雌側の枡の入口に接着剤を塗ってみました。枡に接着剤を塗っている間に主管が接着剤で溶けることを狙って順番を逆にしたのです。

これが100パイの接着のコツです。

 

浴室からのVU50はキッチン・洗面所より壁下から出ています。浴室配管は土間をコンクリートで埋めたので基礎コンクリートに埋め込んでいました。ほかの配管はあとで修正が効くように基礎コンクリートの上に配管しています。したがって壁からの取り出し位置が違っているのです。

 

浴室枝管の勾配を計算するとキッチンを同じようにエルボをつけて水を下に流すと勾配が足りなくなります。どうすればいいのだ!

 

この日の工事は止めて近所の露天温泉に浸りながら考えました。本当に温泉は気が滅入ったときや新しい閃きを得るのに有効です。

 

方法は二つあります。ひとつはエルボで水を真下に流さず、少し横に傾けて流す方法。これなら角度は水平から90度までの間でとれます。もう一つは枡までVU50管を使い枡の入口で50から75に変換する方法。5075の径の差が許容差となります。

 


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排水管工事2週間はキツかった 第4章 [排水管工事]

2017.9.2-8 排水管工事 トイレまで

公共工事の仕様書をネ ットでみると配管のまわりは砂で埋めるとあります。石が配管に当たると傷つくということでしょう。

 

砂をホムセンで買ってくることはできますが、そうすると大量の砂が必要になります。お金もかかります。そこで工事のために掘り上げた土を使うことにしました。大きめの石は溝の横に置き、砂利は手で取り除き、砂だけが配管の下に入るようにしました。

 

しかし手で選別していたのでは手間がかかります。フルイを買ってきました。これで砂利と砂を分けると効率的でした。

 

効率的にはなりましたが、この土木作業はなぜか苦痛でした。セメント・モルタル工事と同じような精神的な苦痛を伴います。

 

ところでキッチン枝管を設置していて気づきましたが、ひとつの管なのに元と先端では勾配が違っています。

いろいろ原因を探ったところ管が湾曲していることが原因でした。長い間管はブルーシートに包んだまま屋外に放置してありました。そのためVU管は太陽熱で湾曲してしまったようです。

 

原因がわかれば対策は簡単です。真横に湾曲するように設置すれば水の流れは真っ直ぐではありませんが、勾配は変わりません。


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排水管工事2週間はキツかった 第3章 [排水管工事]

次の手順は浴室からの枡への主管接続をやるべきか、キッチンへの枝管を先につけてしまうか迷います。

 

結局枝管を先につけることを選びましたが正解でした。枝管をつけるためにどうしても枡を少し動かさなければなりません。主管を全部つけたあとだと枝管をつけるときに枡が動かなくて苦労するところでした。

 

キッチンから基礎壁に出したVU50管にエルボをつけて真下に流れを下ろします。つぎに枡からの勾配を1/100になるように壁に印をつけておきます。そして印まで短いVU50管をつけたあと5075の異径エルボで水平に流れるように戻します。資材を買った水道設備会社によると枡の入口は75が標準だそうです。

 

通常はキッチンも洗面も50で施工するのになぜ枡は75なのか意味がわかりません。どこにも書いてないいいことがあるのでしょう。とにかく異径ソケットで75に直しました。

 

因みにVU100VU75の勾配は1/100VU50なら1/50が標準です。

5075の接着は100ほど難しくありません。難なく入るので気持ちがいいです。


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排水管工事2週間はキツかった 第2章 [排水管工事]

枡の仮設置が終わったら浄化槽側から主管取り付けから始めます。

キッチンの枝管からの枡と浄化槽の間主管です。長さを決めてカットします。主管が雄側になりますので、差込みやすく、なお且つ接着剤が広がるように主管の縁を5mmくらい面取りします。

 

面取りはヤスリを使っても捗らないのでグラインダーで削りました。予め差込み深さの位置をマジックで印をつけておきます。

トイレの100パイ配管の接着で失敗していますので、研究を重ねた結果、面取りというテクニックを使ったので、今度は印の位置まで入るでしょう。

 

しかーし、入りません。印まで1cmくらい残っています。ヤバイ、このまま接着剤が固まると接合部分に汚物が引っかかるし、枡との長さが変わってきます。あわてて、こんなときのために考えていた対策をうちます。ショベルの背を主管の反対側に当ててテコの原理で押し込みます。全身の力を込めて押すとグッと入ります。しかしどうしてもあと3mmくらい入りません。このくらいならいいかと諦めました。

 

実はショベルの背を使う方法は枡メーカーのサイトに載っていた方法です。かなり強力な方法だと思います。


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2017.9.10 排水管工事2週間はキツかった 第1章 [排水管工事]

2017.8.28-9.1 排水管工事 キッチンまで

キッチン天板にIHを取り付けたあと排水管工事を始めます。

 

IHの取り付けは施工説明書どおりにやれば難しいことはなにもありません。IHは通販で35,000円くらいで買いましたが、一般にIHを買うと20万円以上はするでしょう。設置工事費がいかに高いかということです。

排水管工事は外での工事ですから雨の日は天井にヨシズを張ったりの室内作業をしました。

 

排水管作業はYouTubeなどで研究はしていますが、実際の工事となると考えながらしなければなりません。まず水糸を張って勾配を確認しながら枡を置く位置を決めていきます。枡はインバーター枡と言って底が平らなものを使います。排水管の上流がトイレなので底に水を貯める枡は使えません。

 

勾配は1/100を守らなければなりません。勾配が緩ければ水が流れないし、勾配が急だと水だけが流れて汚物が取り残されます。勾配は水準器についている1/100の目盛に泡を合わせればとれます。

 

キッチンの枝管からの枡、浴室からの枡、洗面所+洗濯機からの枡、トイレからの枡それぞれの間が1/100になるように高さ調整をします。

 

CIMG1718-bl.jpg

 

溝掘りは水道工事会社の社長がサービスでやってくれたものです。あらかた勾配をとってくれています。これもショベル1本で自分でやったら大変な作業になるところでした。


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