2018.3.30 竹ひごで傘立て [建具]
備品として傘立てを作ろうと思います。そこそこ安くてデザインもしゃれた傘立てはホムセンでも売られています。しかし、ここまで備品をDIYで作ってくるとやはり自分でオリジナルな傘立てを作りたいじゃありませんか。
売られている傘立ては鉄の素材を溶接して作っているものが多いようです。DIYで溶接するのは大変なので、植木鉢の支えとして売られている輪材を組み合わせてはどうかとか、いろいろと考えてはホムセンの園芸コーナーを歩いてみましたが、なかなかしっくりきません。
鉄の素材が難しいとなると木材か竹です。竹の傘立てはないだろうかとネットで調べてみるとありました。細竹を縦に丸く揃えると結構おしゃれな傘立てになります。値段もそこそこ高く販売されています。
竹は近所にいくらでも生えています。この竹を割って竹籠のように編んだらいいのではないかと思いつきます。
底の部分は空き缶を利用します。空き缶なら多少水が溜まっても汚れないでしょう。シューズボックスの横に少しだけ隙間があります。ここに入る大きさの空き缶を探します。
空き缶のまわりに割った竹を並べて端材である電線の銅線で縛って取り付けます。まるで門松を作るような感じです。
しかし、これがなかなか難しい作業でした。最初にひもで仮留めしてから銅線を巻くといいようです。
広い玄関に置くといい雰囲気になりそうですが、狭い隙間に無理やり押し込んで置いたので誰も注目してくれない作品となりました。
2018.3.19 カウンター用スツール椅子もオリジナルデザイン [建具]
昨年11月にあちこちに棚を設置しています。そのときリビングにカウンターもフローリング材を使って簡単に設置しました。1枚のフローリングをそのまま使いましたので、加工は角で怪我をしないよう丸くカットしたくらいです
カウンターに座りながら窓の外の景色を楽しめるよう多少高めのカウンターです。通常、机の高さは70cmですが、このカウンターは81cmにしました。
パソコンもここで使えるように3連のコンセントを取り付けてあります。また小型TVが置けるようTVケーブルも引いてあります。
ここに置く椅子をつくることにしました。カウンターが高めなので椅子の高さも高めのスツールにします。床に足が届かないのでスツールに足掛けも必要です。
ここに座ってコーヒーを飲みながら外の山々を眺めたら最高じゃないですか。
デザインはいろいろ考えましたが、座面はフローリングの端材を使うことにして脚はローテーブルの脚のように斜めに配置することにしました。また脚の一部を座面から少し飛び出すようにしたらカッコいいスツールになりそうです。
座面の製作と脚4本の取り付けはローテーブルで経験しているので難しくありませんでした。脚と脚の間に補強材を入れますが、これがスツールの脚掛けにもなります。
この脚掛けは斜めカットが多くそれぞれサイズも微妙に違います。ビス打ちも斜め打ちとなります。この部品だけは大変でしたが、あとは簡単に組立てられて完成です。
断熱二重サッシに挑戦 後編 [建具]
さて実際に二重サッシの作業をすると何だかんだで大変でした。まず、窓枠が正確に直角でありません。ほとんどの窓が少しひん曲がっています。窓は初期のころに作っていますので精度がいまひとつだったのです。
キツキツだったツインカーボをはめ込む間に窓枠が傾いたり、枠のビス打ちをする間にずれたりしたのでしょう。今だったら、組立て後対辺を測り、クランプで固定してからビス打ちをするのですが、当時はそんな技は持っていません。
このため各辺の斜め具合をすべて計測してツインカーボをカットしなければなりませんでした。
また、シリカゲルは球体ですのでツインカーボをはめ込む間にポロポロこぼれてしまいます。下辺にもうひとつのツインカーボを押し当てておいて上からシリカゲルを流し込みました。
ようやくツインカーボをはめ込んで針で仮止めしてからコーキングをするのですが、取っ手が邪魔をしてうまくコーキングが塗れません。多少不細工でも取っ手に隠れる部分は強引にコーキングを塗りつけました。
こんな苦労した二重サッシですが、思ったほどの効果がありませんでした。付けないよりマシといった程度です。おそらくツインカーボ間の隙間幅を1cmでなく2cmにすれば、もう少し効果があると思います。
西側の上げ下げ窓は外からツインカーボ雨戸をつけていますので、二重サッシにしていません。しかし、こちらのほうが断熱効果があります。隙間幅の問題だと思う理由です。
2018.3.13 断熱二重サッシに挑戦 前編 [建具]
2018.3.9-3.13 二重サッシ製作
西側の窓は縦すべり出し窓が3枚と上げ下げ窓が1枚です。ここは夏の西日が酷くて非常に暑くなることを経験しています。
そこで、ここの窓を断熱二重サッシにしてみようと考えてみました。二重サッシにすれば冬の寒さもかなり防げるでしょう。うまくいけば全ての窓を二重サッシにするつもりです。
企画上のやりかたは簡単です。
現在の窓のツインカーボの内側にもう1枚ツインカーボを張り付けるというものです。
現在のツインカーボは窓枠に溝を入れて、その溝にツインカーボを差し込んでいます。そして窓枠の外側とツインカーボの隙間はコーキングで塞いでいますので風雨対策は万全です。
このツインカーボの内側窓枠は2cmくらい余裕があります。ここに厚さ3mmの化粧板を幅1cmにカットして、ぐるりとツインカーボの廻りを囲います。そこへ窓枠の内のりの大きさにカットしたもうひとつのツインカーボを押し付けておいてコーキングで固定しようというものです。
材料は全て端材でつくりますので費用はかかりません。うまくいけば、追加でつくる窓分の材料は買ってくるつもりです。
また二重サッシの間には乾燥剤のシリカゲルを置いて中の湿気をとるようにします。ツインカーボ間の空気は閉じ込められるので湿気が入ると窓が曇ります。曇り対策のためシリカゲルを置きます。
写真は化粧板を設置してシリカゲルを置いた状態です。ここへもうひとつのツインカーボを押し付けます。
やっとルーバー雨戸をつけた 後編 [建具]
2018.2.18-3.10 ルーバー雨戸の大量生産
さて1号機の改良がうまくいったので大量生産です。全部であと6個製作します。うち1個は洗面所の上げ下げ窓用ですが、上の固定窓も下の稼動窓もルーバー雨戸で覆います。
ここは脱衣所になるので、窓は全面的にカーテンなどで外からの視界を遮らなければならないのですが、ロールカーテンは窓幅が狭すぎて取り付けできません。
簾を巻き上げ式にしようかとあれこれ考えていたのですが、ルーバー雨戸をつくる段になって、そうだ上下ともルーバー雨戸にすればいいとアイデアが浮かびました。
大型ルーバー雨戸は外からみるとかっこいいですね。しかし内部からみると目隠しにはなりますが、室内が暗くなります。
向こう側の半分だけのルーバー雨戸は少々見かけが良くありませんが、雨戸をしたままでも室内は暗くなりません。
真ん中の窓はトイレの窓ですが、上げ下げ窓と同じ網戸仕様なのでツインカーボ雨戸をつけています。
さて量産は順調に進みます。穴あけを精密にするため少々時間がかかっています。隙間テープの穴あけもキリとかドリルとか試してなんとか開けました。
洗面所の大型ルーバー雨戸もなんとか組立て設置完了しました。
この間、3月5日に強い南風を伴う大雨がありました。すでに設置してあった南側ルーバー雨戸4枚のうち2枚は全く雨の浸入はありませんでした。ほかの2枚はなぜか多少の雨の浸入がありましたが、この程度なら深刻な被害にはならないでしょう。
2018.3.10 やっとルーバー雨戸をつけた 前編 [建具]
2018.2.16-17 ルーバー雨戸1号機の失敗作を改良することから始めます。1号機の最大の問題は羽(ルーバー)が動きにくいということです。
解決策として;まず羽の幅を縮めることにします。枠と羽の間にはスポンジの隙間テープを張り雨の浸入防止用としています。多少、羽(ルーバー)の幅を縮めても問題ありません。
次に羽(ルーバー)を連動させるアルミバーの穴あけ位置を精密にあけることです。穴位置がジグザグになっていたんでは、うまく連動しません。
そして羽(ルーバー)の穴あけ位置ももっと精密にする。正確にルーバーの中心に穴がなければ、うまく動きません。
すべて穴位置の誤差は02mmくらいを狙います。しかしこれが難しいんですよ。ルーバーの木に穴あけ位置に年輪の固い部分があるとドリルは滑って簡単に位置がずれてしまいます。
アルミバーも固いので一気に穴あけはできません。何度もドリルを当てているうちに穴位置がすれてしまいます。
工場などで使っている穴あけドリルの機械があれば簡単に開くでしょうが、こちとらは手に持つインパクトドライバー1個で何でもつくっていますので。。。
それでもなんとか作って取り付けします。今度はずっと具合がいいようです。
2018.2.14 洗面所に作り付けの棚 なんと贅沢な [建具]
2018.2.12-14 洗面所の棚製作
洗面所には棚が必要であることは設計段階からわかっていました。歯ブラシセットとかドライヤーとかタオルとかを置くスペースです。
そのためのコーナーを設計段階で考えています。ですから、ここには室内照明のスイッチをつけず、洗面所ドアの外側にスイッチをつけています。
しかし、棚にドアをつけて見た目をきれいにつくるのは考えただけで面倒そうです。事実、キッチン下のキャビネットにも洗面ボウル下のキャビネットにもドアはつけていません。
中のものは外から丸見えのままに置かれています。こうするとかえって中身はきれいに整頓するようになります。
洗面所の棚もドアをつけないとすると、コーナーを上からみて四角に使わずに三角に使うことができます。三角の棚だと室内での動きが楽になります。
デザインが決まればあとは3日で洗面所棚をつくりあげました。棚板はシューズボックスで使ったOSBの端材です。一枚板で足りない場合は張り合わせをしました。裏から補強をして塗装をすればきれいに仕上がります。
2018.2.15 ツインカーボ雨戸製作 [建具]
2018.2.3-2.15
雨戸を閉めたまま空気の入れ替えをしなくともいい上げ下げ窓には雨対策としてツインカーボ雨戸を取り付けることにします。
たとえばキッチン雨戸は夜中に空気の入れ替えをする必要がないのでツインカーボ(ガラスの代わりに使っている材料)で雨戸をつくり蝶番で開け閉めだけできるようにすれば充分です。ツインカーボは透明で雨戸を閉めていても光は充分に入ります。
上げ下げ窓には臨時の雨対策としてツインカーボを外側からテープで貼り付けているのでこれを剥がして木の枠にはめ込むつもりです。
技術的には外すべり出し窓と同じなのでつくり方はわかっています。蝶番取り付けも建具で何度も経験していることです。
割と簡単につくれるものです。それにしては完成まで12日間は時間がかかりすぎでしょう。固定資産税対応とかオール電化メニューの変更などの合間につくっていますので時間がかかってしまいました。
キッチン雨戸と南側の上げ下げ窓の一部は空気の入れ替えができるようにツインカーボをラッチで留めた雨戸をつけていました。これらは蝶番で開け閉めできるように改造するだけですので比較的簡単につくりました。
しかし、ツインカーボ本体をテープで貼り付けていた窓は枠をつくる必要があります。それに長い間風雨にさらされたツインカーボの保護膜が簡単には剥がれなくなっていました。多少汚いままですが雨戸なので良しとしました。
2018.2.2 ルーバー雨戸(ガラリ雨戸)の第1号は失敗 [建具]
2018.1.29-2.2 ルーバー雨戸の第1号
すでにガラリ雨戸の試作品をつくってから2ヶ月近く経ちます。ご参照 [2017.11.23 上げ下げ窓にはガラリが似合う]
なぜ2ヶ月もほっておいたのか今となってはわかりません。おそらく住まいの快適さを優先してベッドとかテーブルをつくっていたのだと思います。
しかしようやく、固定資産税の対応の合間にルーバー雨戸(稼動式のガラリをルーバー雨戸と呼ぶことにします)の第1号機をつくっていました。試作品はできており、設計図もあるので量産すればいいだけです。しかし、まずは完成品の1号機をつくって実際の雨の中で問題ないか試してみることにします。
材料をカットして白の防水塗装をします。そして組立てをしましたが、蝶番をつけてみると薄い蝶番なのに支え棒との間の隙間が大きすぎます。改めて蝶番取り付け位置の彫りこみをして取り付けてみます。
今度は取り付けはうまくいきましたが、ルーバーが固くてうまく動きません。それに隙間はパッキンで埋めているのに、あちこちに隙間があり、これでは簡単に雨が浸入してきそうです。
やる気が失せてルーバー雨戸の量産はまたしばらく延期することになりました。
かっこいいローテーブルできました 後編 [建具]
天板ができて数日後、次男夫婦と孫たちが遊びに来たので、このテーブルを使ってみました。脚はまだ取り付けていません。ダンボール箱の上にこの天板を乗せて食事をしましたが、いい感じでした。床に座らずテーブルで食事をするのは食事が楽しいです。
2018.1.7-10 ローテーブルに脚をつける
年末年始は自宅で過ごし1月6日に現場に戻りました。ローテーブル製作を続けます。
脚の補強板はクロスするデザインです。正確に位置決めできるように作業台に実物大の図面を引きました。
クロスする部分は2枚のSPF材をカットし、互いにはめ込んでみました。はめ込みの角度を決めることがが難しかったです。計算上の角度を出して図面に合わせてみると合っているようにみえたので、この角度でカットしてみましたが、結果は失敗でした。
SPF材を買いなおしてきて、もう一度カットし直しです。2度目はぴったりの角度で決まりました。補強板と脚はタボでつないでいます。これは計算どおり、うまくつなげました。
しかし、出来上がってみるとテーブル全体が横揺れします。脚にさらに2本の補強棒をつけてみましたが、ほとんど効果はありません。
テーブル下に筋交いを入れてみました。少し効果がありましたが相変わらず横揺れがします。普通に使う分には問題ないので、これで良しとしました。脚裏に傷つき防止のゴム板を張って完成です。
かっこいいローテーブルできました 中編 [建具]
ホムセンで天板材料をいろいろ探したら杉の破風板がありました。破風板とは切妻屋根の妻側、つまり屋根の三角形側の小口を風雨から守る板です。我が家は母屋の小口を塗装で代用しましたので、破風板は使っていません。
ホムセンの板サイズは24x210x4000mmです。これを三等分すると厚み24mmで630x1330mmの天板になります。ちょうどいい大きさじゃありませんか。
三枚の板はトリマーで横溝を入れて合板のビスケットを入れて接着すればしっかりした天板になりそうです。ただし歪みがなく真っ直ぐな板を選ぶ必要があります。5-6枚の在庫からなるべく赤味のない白木で歪みがない板を選んで買いました。
天板板はカットしたあと透明塗料で3回塗りしました。木裏側に塗装をすると木表側にすこし反ります。そこで木表側にもたっぷり塗料を塗ると平らになりました。平らにした上で横溝を入れました。厚み6mmで長さ10cmくらいの溝を5本いれました。ビスケットは3mm厚の合板を2枚重ねにして入れます。
接着剤を塗って重ね合わせたらしっかり嵌めて接着剤を乾かす間はロープで固定します。本来はクランプの長いもので固定するようですが、そんな道具はほかに使う予定がないので買うのは無駄です。トラック荷台に長尺物の木材を固定する要領でロープを掛ければしっかり固定されます。
2018.1.10 かっこいいローテーブルできました 前編 [建具]
2017.12.24-29 ローテーブルの天板をつくる
ソファー兼ベッドの前にローテーブルを置く計画です。ローテーブルはダイニングテーブルにも使うつもりです。いろいろな用途に使うので高さが課題になります。
ベッドの高さは38cmにしました。やや高めのベッドです。
テーブル高さは高からず低からずということで62cmとしました。標準的テーブル高さは70cmですから、やや低めのテーブルです。
完成して使った印象をお話しすると、ベッドは寝るのも座るのもちょうどいい高さです。このベッドに座って食事をして違和感のないテーブル高さです。ダイニングテーブルほど高くないので見通しもいい感じです。上出来でした!
デザインについてはベッドがホワイトウッドの生地をそのまま生かしていますので、テーブルもホワイトウッド調にするつもりです。なんとなく北欧家具風で統一されるでしょう。
ネットでいろいろなデザインを探しましたが、脚をクロスするデザインが気に入りました。製作は難しそうですが、ここはデザインを優先することにします。
天板の大きさは使う人の人数で決まってきます。我が家のテーブルは通常は2名、臨時に4-5名で使えるように考えました。
通常の6人掛けダイニングテーブルの大きさは900mmx1800mmくらいです。これより少々小さくてL字で座っても使えるサイズが必要です。
2017.12.20 椅子兼用のサイドテーブルという発想 [建具]
2017.12.16-20 サイドテーブル製作
2台のベッドとベッドの間は30cmくらい空いています。それぞれのベッドに寝る人の顔と顔が近すぎるのも嫌ですし、一人の足が他方の顔に近いのも嫌でしょう。
この問題を解決し、尚ベッドをソファとして利用したときにこの30cmの隙間も座れるようにすればその前に置くテーブルが有効に使えます。
それを考えるとベッドにヘッドボードをつけて、これが折りたたみできれば、隣のベッドとの壁になりますし、椅子にもなります。
こんな構想でどうしたら、ヘッドボードを可動式にできるかしばらく考えていました。
しかし、手間がかかる割りに丈夫な椅子にならないかもしれません。
そんなとき、ふと、そうだサイドテーブルはどうかなと思いつきました。サイドテーブルに何か置物をすればベッドとベッドの壁になるし、椅子にするのは簡単です。
ですからサイドテーブルの高さはベッドと同じです。
材料はキッチン天板のシンクとIHのためくり抜いた部分を使います。椅子としても使うので少々強度があるものにしようと思います。脚の部分に小物が置けるスノコをつけることで補強することにします。
仮に脚を取り付けて床に置くと少しガタがあります。脚材長さは1mmの誤差もないようにカットしていますが、組立てをしている最中に若干の狂いが生じるようです。脚裏に傷つき防止のゴム板を張るときにクッションフロアの端材を入れてガタをなくしました。
同じようなものを2台つくりました。
市販品にない畳ベッドなるものを作る 後編 [建具]
2017.12.12-15 ベッド2台目完成製作
さて2台目を作ります。これが出来上がると床上でなくベッドで寝られるようになります。今までフローリングの床上に寝袋を敷くだけでしたから床から寒さが直に伝わってきます。ベッドで寝れば寒さもかなり和らぐでしょう。生活も快適になります。
さて、ベッドは2台作ってL字形に置く構想です。2台でテーブルを囲むようにすれば、ここで食事をとれます。ベッドは長いので最大4-5人はここで食事をとれるでしょう。
壁にはテレビを掛けられるように配線もしてあります。テレビの高さもベッド高さを考えてちょうどいい高さに設定しています。
大入れの溝掘りにはトリマーを使います。ロフトの手摺とか階段で使った手法です。わずか5mmくらいの深さの溝ですが、釘打ちだけとは比較にならない強度が得られます。全身の体重を支える所となるので強度は重要です。
しかしトリマーは寒さで高さ調整するときに本体が回りにくくなっています。ホッカイロを買ってきて暖めるとスムーズに回るようになりました。
1台目と同じように組立て、脚裏にゴム板を貼って透明塗装をしたら2台目も完成です。
市販品にない畳ベッドなるものを作る 中編 [建具]
構造を決めればあとは窓枠を製作した要領で作ればいいだけです。
やはり窓をDIYで自作した経験は大きいです。窓枠のときは試行錯誤して時間がかかりましたが、ロフトの階段もベッドも窓の応用みたいなものです。
縦枠と横枠の継ぎ方も窓と同じ2段組み継ぎとしました。割りとスムーズに作り上げました。
問題は畳の支えとなる桟木の幅です。ベッド四方の枠はホワイトウッドの2x4材を使いましたので畳の厚みとスノコの1x4材の厚みを引くと桟木の幅は30mmくらいしか残りません。これで体重を支えられるかが問題です。子供じゃないし、ベッドの上で暴れまわることはないでしょう。なんとかなるということにしました。
ロフト階段と同じく畳支えの桟木は大入れ加工をして強度を出しました。しかし桟木は6本ありますので、組立ては難しいです。2本目を入れると1本目がはずれるという具合です。階段作りと同じく一方の縦枠を壁に押し当て、他方の縦枠をゴムハンマーで叩き、なんとか組立てました。
ベッドを下からみた作業中の写真です。畳前後の140mmのホワイトウッドはあとで上から嵌めます。
ベッドの高さはソファーと同じ38cmとしました。脚を組立て床に置いてみるとガタはありません。畳も少々きつめにぴったりと嵌りました。あとはビス穴にタボを埋めてビス頭がみえないようにします。
これでベッド1台目が完成です。
2017.11.23 上げ下げ窓にはガラリが似合う [建具]
2917.11.18-23 上げ下げ窓の雨戸試作
上げ下げ窓は全部で13枚あります。上げ下げ窓の上半分はガラスの代わりにハーモニカーボという透明樹脂を使っています。上半分の防雨対策は十分ですが、下半分は可動窓になっており激しい雨になると雨漏りがします。
この対策としてガラリ窓を外付けしようと考えています。夏の夜は通気しながら目隠しにもなります。この構想をいよいよ実現しようと思います。
しかしガラリは複雑な構造なので、これをDIYで作ることは非常に面倒そうです。そこでガラリは上げ下げ窓の下半分だけにしようと思います。また通気したい寝室以外の窓はガラリでなく、開閉できるハーモニカーボの外付け窓を付けることにします。
いろいろとネットを調べた結果、端材を使ってガラリ雨戸の試作品を作ってみます。ガラリの羽根は同時に動くようにアルミ板でつなぐ方法が良さそうです。作ることそれ自体は難しくありませんが、アルミ板がうまく動きません。0.5mm誤差の精度で穴あけをしないといけないことがわかります。
一応、試作が完了したので、後日材料を揃えてから量産することにします。
こんなイメージに仕上げるつもりです。
ロフトの階段は本当に作れるでしょうか 後編 [建具]
階段枠の1本目の大入れは墨線どおりきれいに溝掘りできました。しかし2本目の大入れは墨線とは1mmくらいずれています。原因はわかりません。何度やっても同じように1mmくらいずれます。
もういいかと全部ずれたままになりました。わずか1-2mmくらいのずれですが、後にこれが問題となります。
踏み板は全部で7段あります。すべて同じサイズでカットします。カットした材料は透明塗料で塗装します。ホワイトウッドの材質をそのまま生かしたいと考えました。
組立ては少々手こずりました。大入れは雄側と同一サイズでカットしているのでゴムハンマーで叩き入れないと嵌りません。なので7段の踏み板を一度に嵌めないといけないのですが、7段あるとなかなか一度には嵌められません。
まず一番上と一番下の2枚を嵌めました。次に真ん中の1枚を嵌めてから残りの踏み板を嵌めました。叩き入れるために一方の階段枠を壁に押し付けた状態でもう一方の階段枠の外側からゴムハンマーを叩きました。壁が壊れないか心配でしたが、なんとか無事に嵌めることができました。
梁に取り付けたステンレスパイプに立てかけてみると、壁に水平に置くと片側が浮いてしまいます。おそらく踏み板高さに左右で1-2mmの差があるためでしょう。水平でなく少々斜めに置くとなんとか納まります。
例によって我が作品に惚れ惚れとしてしばらくの間見惚れていました。
2017.10.13 ロフトの階段は本当に作れるでしょうか 前編 [建具]
2017.11.10-13 ロフト用階段
ロフトへ登る階段の製作に入りました。階段の幅や傾斜は脚立を参考にしました。通常の階段と比べると傾斜は少し大きく、段差も少し大きいですが、臨時階段なのでこれでいいでしょう。
固定式ではなく移動できる方式にします。そこで階段がはずれないためにどうするかが問題でした。いろいろとネットで調べると階段をかける所に丸棒を固定しておき、そこへ階段をかける方式が一般的なようです。丸棒は16パイのステンレス棒を使うことにしました。この棒ならタオル掛けなど汎用性がありそうです。
最大の難関は各段を床に平行にするにはどう計算するかです。この問題は筋交いの端部をカットするときの墨付けを参考にしました。つまり階段を置く位置の壁の高さと幅を測り、この縮小図を指しがねを使って階段に写す方法です。アスカの地上絵の逆をやるわけですね。
詳しくは氏家誠悟さんのHPをご覧ください。https://diy-ie.com/ch-suzikai01.html
まず、階段の底部のカットラインを墨付けします。これを現場で合わせてみるとぴったりです。あとは各段の高さごとに同じ墨付けをしていきます。
各踏み板は単に外側からビス打ちするだけでは強度が不安です。補強金具を使ってビス打ちする方法もあるようですが、私は大入れ溝を使いました。プレカット会社がロフトの根太で使っている方法を真似しました。すでにロフトの手摺を作るときにトリマーで溝入れをした経験があります。
ジグは手摺とサイズが異なるので新しく作りました。
のちにベッドでも大入れを採用したのでトリマーのガイド枠が二つ
2017.10.28 室内ドアを全部で5枚!納戸ドア [建具]
2017.10.25-28 納戸ドア
10.18-24は所用で帰宅しました。現場へ戻ってから外開きの納戸ドアを製作します。これでドア製作は全部終わります。
納戸は作業室として利用していました。木クズが出る作業をすると住居用の部屋に木クズが舞っていってしまいます。住居用の部屋を掃除しても意味をなしません。
しかし、ここにドアを取り付ければ木クズの心配をしないで済みます。
納戸ドアは計測してみるとドア枠がいびつです。縦枠の長さが左右で違っています。これは難しい作業になるでしょう。今までのドアではこんなことはありませんでした。
なぜ納戸だけ縦枠の長さが違ってしまったのでしょうか。しかしいくら嘆いたところで、もはや縦枠のやり直しはできません。
木材カット、ドアノブの穴あけは今までどおりです。問題は対辺の長さですが、左右で対辺長さが違う前提で組み立ててみます。つまり、厳密には直角がとれていません。その差は上下のドア隙間で吸収しようという魂胆です。
結果、これでなんとか納まりそうです。
あとは化粧板を張って一応完成です。化粧板も直角がとれていませんから枠に合わせてカットします。
納戸の床にクッションフロアを張ったあとでドアノブと蝶番を取り付け予定です。
室内ドアを全部で5枚!押入れドア後編 [建具]
2017.10.15-17 押入れドア2枚目に苦労
押入れドアの2枚目をつくります。1枚目は簡単にできたので2枚目も簡単だろうと思っていたら、これには苦労させられました。
作ること自体は簡単だったのですが、ドアを閉めてみると下部はぴったり閉まるのに上部は2-3cmくらい開いてしまいます。ドアの対辺はきちんと計測しているので直角は保たれていると思います。
どこが悪いのかいろいろ調べると敷居の右端が左端に比べて2-3mm浮いているのです。おそらく敷居を取り付けるときに邪魔になった基礎ボルトの頭が少しつかえていたのでしょう。基礎ボルトの頭を避けるように敷居の裏側は掘り込みしています。掘り込みすぎるとV溝に穴が貫通してしまうので加減したのがいけなかったのでしょう。
もはや敷居をはずして調整することは大変な作業になります。戸車の深さで調整できないか試してみます。片方の戸車は掘り込みしないで取り付ければ、2-3mm高くなります。
これで建て付けてみると戸車が邪魔になってドアがはまりません。ドア枠の長さははめ込みも計算して決めているので当然ですね。
やむを得ず、片方の戸車の掘りを2-3mm深くしてみます。これでドアを建て付けてみると今度はぴったり閉まりました。
ドアの取っ手をつけ、鴨居の溝にドアストッパーを仕込んで完成です。
左のドアは洗面所のドアです。右側の2枚が洋風押入れドアです。苦労しただけ完成すると感慨深いですね。