2015.6.9恐怖の棟上 [建前]
2015.6.9 梁の上に小屋束(屋根の柱)を立てそこへ母屋(屋根の梁)を渡します。資材はすべて梁の上にまとめて置いてあります。
脚立を伸ばして梯子にして梁に掛けてみます。そして梁の上に頭を出しただけで恐怖を感じます。これでは梁の上で作業などできそうにありません。
そのとき、まずはロフトの床に根太(303mm間隔におく床の支え)を取り付ける必要に気づきました。
ロフトは浴室、洗面所、トイレなどを1箇所にまとめたところに作ります。ここだけは天井があり、ほかは屋根下の断熱材がむき出しになる構造です。根太を入れる位置にはプレカットで5mmの大入れ(根太を支える彫り)がありますので、この分も計算にいれて材料をカットします。
丸ノコを使うのは初めてです。機種は当初の予定を変えて基礎工事の会社が使っていたリョウビ(現在は京セラ)のW-1700を買いました。これだと105mmの柱、土台がカットできるのでお勧めだと言っていました。丸ノコには本当にお世話になりましたので上位機種にして正解でした。
この頃はかなりいい加減で、鉛筆でカットラインを引いたらガイドもつけず、そのまま丸ノコでカットしました。作業台もないので地面にブロックを置きカットです。45x105mmの硬い米松がわけもなく切れます。のちにブロックまでカットしてしまったことがあって多少切れ味は落ちましたが、この丸ノコは現在も健在です。
ロフトの床下に根太を入れるとここだけは床と同じ感覚で、安心して作業ができます。家の端まで這っていって作業してもここへ戻ってくるとほっと一安心です。
その後、間柱(柱と柱の間に入れる壁を支える補強材)で梁の上に足場を作ります。間柱には30mmの厚みのものと45mmの厚みの板があります。30mm2枚だと荷重には十分でなく人が乗ると撓みます。30mmと45mmの組合せなら撓ますに歩けます。<いいえ、這いずりまわれます。>
足元はしっかり地下足袋です。運動靴では危険だと思い上に登るたびにタビに履き替えました。
この地下足袋は素足のような感覚で歩けるのですが、かなりきつくできています。その上、緊張で足の親指に絶えず力を入れているものですから、屋根工事が終わるころには両足の親指の爪の部分が内出血を起こし爪がはがれてしまいました。
写真をみておわかりのとおり、足場は梁と梁に渡してあります。よって梁の外側の足場に立つと足場としては役にたたず、足場が持ち上がって体が落ちてしまします。
足場の端には立たないように気をつけているのですが、作業に夢中になっていると、気づかずに端に立ってしまいます。このため作業が終わるまでにあやうく3回落ちそうになりました。
小屋束と小屋束の上に重い母屋を渡し継手の部分には補強として90mmの釘を打ちなんとか棟上完成です。2015.6.15まで1週間かかりました。
[失敗したところ]
小屋束は垂直に立てるため水準器と下げ振りを使いました。そして小屋束と小屋束は長い板で仮止めしました。しかし足場が悪いので垂直をみるのもいい加減なところで切り上げています。
これが後々響きました。壁に石膏ボードを張るときに小屋束の傾きを一枚一枚測って石膏ボードを傾きに合わせてカットしなければなりませんでした。見た目は垂直に見えるんですけどねー。
2018-05-12 08:54
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コメント(2)
ブログ見ました。ご苦労様です。屋根をのせるのは、難しいと思います。やはり、足場を使わないで端のほうをつくるのは大変でしょう。
by kurachi (2018-05-13 11:20)
そうなんです。足場はお金がかかりそうなので省略しました。
で脚立だけでやっちゃいました。はっ、はっ、はっ。
by Rocky (2018-05-13 23:06)