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ベンチベッドは必需品 完成編 [ベンチベッド]

さて、スノコをすべて取り付け、あとはベンチ用脚と方杖をとりつければ完成と思いましたが、そう思い通りにはいきません。

 

スライド板を引いてみようとしましたが、ビクともしません。おかしいな。スライド板はベンチ枠には固定していないはずだけど。ビス留めが間違っていないか、一つ一つチェックしましたが、間違っていません。

 

どうやらスライド板のスノコがベンチ枠にぴったり合わさってはずれなくなっているようです。ビスを緩めるわけにもいかないので、スライド板が乗っているベンチ枠の部分を1mm程度削ることにしました。

ベンチのスノコが乗っているスライド板の杉板も同様です。これも1mmづつ削る必要があります。

 

まず、バールでスライド板とベンチ枠を無理やりはずします。ベンチ枠にスノコを取り付けた時点でスライド板はベンチ枠の中に埋め込まれていますので、バラバラにはなりません。少しずらした状態でトリマーを使ってスノコの厚み19mmより1mm深い20mmまで削りました。

 

トリマーを持っていない方は組立ての最初からスライド板に取り付けた杉板とスライド板用スノコを乗せるベンチ枠部分とをノミで削ることをお勧めします。しかし、これは全部で22ヶ所ありますので気の遠くなるような作業になります。

 

これができれば、脚と方杖の取り付けをして完成です。

 

CIMG1991-bl.jpg


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ベンチベッドは必需品 スノコの取り付け編 [ベンチベッド]

ベンチの脚を取り付ける前にスライド板とベンチ枠を仮合わせします。そしてまずスライド板のスノコをビス留めしていきます。

 

CIMG1983-bl.jpg

 

ベンチ枠の内側に杉板を入れ、高さを合わせたらクランプで留めておきます。こちら側は杉板にスノコの上からビス留めします。ベンチ枠にはスノコは乗せるだけでビス留めはしません。

 

反対側はスライド板に杉板がすでにビス留めされています。この杉板にスノコを乗せてスライド板の外側からスノコをビス留めしていきます。

 

写真ではクランプが3個しかないので、自在クランプ(固定力は弱い)とプライヤーまで動員して固定をしています。家つくりではクランプは3個あれば充分でした。

 

スライド板にスノコを取り付け終わったら、最後にベンチのスノコを取り付けます。スライド板用のスノコは11枚、ベンチのスノコは11枚。それぞれ交互に配置します。

 

ベンチ用のスノコはすべてスノコの上からベンチ枠にビス留めしていきます。当然、そのままですとビス頭が見えてしまいます。ビス頭を隠すためにはタボで埋めます。少々面倒ですが仕上がりがきれいになります。

 

タボで埋めるためには、ビスを打つ前にドリルで下穴を開けます。そして下穴に合わせて径10mmの木工用ビットで10mm程度の深さで穴を広げます。その上でビス打ちをします。ビス頭は木材表面より10mmくらい中で止まります。ここに木工用接着剤を入れてから工作用の径10mmの丸棒を差し込みます。そしてノコギリで余った部分をカットすれば、きれいにビス頭が隠れます。

 

CIMG2000-bl.jpg


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ベンチベッドは必需品 スライド板編 [ベンチベッド]

スライド板はベッドをつくるときに交互に置いたスノコを引き出し、拡張したスノコを支えるものです。

 

スライド板の天端はスノコと同じ高さになるようにします。そうすればベンチとして使っているときに服にスノコが引っかかることを防ぐことができます。

 

そのためのスライド板の内側に15mm厚の杉板をビス留めしてスノコを支えるようにします。つまりスライド板の天端からスノコの厚み19mm下げたところに杉板を打っていきます。

 

スノコの一端はこの杉板に乗せてビス留めします。スノコのもう一端はベンチ枠の上に乗せます。

しかし、そのままだとスノコを引き出したときにバラバラになるので、ベンチ枠の隣に杉板を置きここにスノコをビス留めします。

 

こうすれば、スノコを引き出したときにバラバラにならず、そして目一杯引き出したときにベンチ枠の反対側にこの杉板がぶつかりストップします。

 

CIMG1982-bl.jpg

 

写真はスライド板に2x4の脚をつけて横に寝かせた状態です。黄色丸の杉板がスライド板に固定する杉板で赤丸の杉板はスノコがバラバラにならないようにする杉板です。まだ取り付けていません。

 

この板を取り付けるには少々、要領が必要で次回その方法を解説します。

 


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ベンチベッドは必需品 脚つくり編 [ベンチベッド]

ベッドの脚そしてベンチの手摺になるものをつくります。

 

脚は丈夫なほうが安全です。ですからSPF材も厚みが38mm2x4を使います。脚と手摺の高さはお好みですが、私はバランスと材料取りの効率を考えて680mmとしました。これでベッド天端と手摺上部の間は300mmとなります。

 

ベッドにしたときの頭の高さと手摺にしたときの肘の高さを考えるとちょうどいい高さだと思います。

もっともベッド天端と手摺上部との間が少しあいているので、目隠しの板を1枚入れました。

 

CIMG1981-bl.jpg

 

写真は脚2本を横向きに置いています。赤丸の部分に5mmの掘り込みを入れています。ベンチの枠をこの掘り込みに中に入れてからビスで留めます。わずか5mmですが、これで体重が載っても簡単には落ちません。わが家の家つくりでプレカット会社がやっていることを真似て多用してきた方法です。

 

組立てが終わって仮置きしてみると、脚の足元がおぼつかない気がして足下5cmのところに余った木を1本取り付けて補強しました。イモ付けです。

 

最後にすべてを組立て終わったらスライド板の脚を含めて各脚6本すべてに方杖をつけます。これでベンチ枠にかかる力も脚へ分散されて伝わり丈夫になります。床に傷をつけないように脚裏には5mm厚の板ゴムも接着剤で留めます。

 

CIMG2002-bl.jpg

 


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ベンチベッドは必需品 ベンチ枠つくり編 [ベンチベッド]

まずベンチ用の枠からつくります。長さ2000mm、幅436mmです。このサイズはスノコのサイズに応じて決定されました。スノコのサイズは6フィートのSPF材から効率よく材料が取れるサイズによって決定されました。

 

CIMG1980-bl.jpg

 

組立て後の強度が少しでも丈夫になり、かつ1mmの誤差もなく組み立てるために2段組で組立てます。単に板を合わせてビスだけで留めるイモ付けよりもキチンと仕上がります。家つくりの過程で学んだことです。

 

2段組は写真の2本の枠が直角に交わっている部分をご覧ください。。お互いが組み合うように切り欠きを入れています。1mmも誤差ないように加工することが重要です。

 

直角を確認するために対辺を測ります。ピラゴラスの定理で対辺の長さはわかりますので、これに合うように微調整します。私は作業台のベニヤ板が直角なので、これに合わせておいてから対辺を確認しました。

 

本格的家具つくりでは34段組が用いられるようですが、素人が専用道具なしで正確につくるには2段組が妥協できる限界だと思います。

 

長さは長いですが、厚み19mm、幅89mm1x4SPF材でつくります。加工は比較的容易にできます。丸ノコなら簡単にカットできますし、ノコギリでもカットできます。

ベンチの強度を考えると厚みが倍になる2x4材を使うべきですが、材料代がかなり高くなります。1x4材でも幅があるので簡単には壊れないという期待を込めています。

 

枠の強度を増すために、枠の途中に補強板を2枚入れています。補強板は枠の上面から45mm下にビスでイモ付けしています。ベッドにするときにスライド板が引っかからない高さです。これで枠の撓みもなくなります。

 


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ベンチベッドは必需品 構造と材料編 [ベンチベッド]

ベンチベッドの構造は簡単です。

 

まず、スノコ板の上に座る形状のベンチをつくります。そしてベッドにするときに引き出せるように、スノコ、脚付きのスライド板をつくります。

 

スノコはベンチ用とベッド用のスノコが互い違いになるように設置します。スライド板は最大に引き出したときに、ベンチ用の枠に引っかかり止るようにします。

 

これでスライド板はベンチ用の枠に乗っかるので体重を支えることができます。

 

完成写真をご覧ください。構造がイメージできると思います。

 

CIMG1991-bl.jpg

 

ベッド高さは38cmとしました。書斎、食事兼用のベッドなので、高からず低からずにします。長さは2mとします。昔の人は畳の長さ1.82mで足りたようですが、現代人は最低2mは必要だと思います。幅はソファー用クッションを置かないので自由ですが、できたら畳の幅0.91mはほしいところです。

 

私は長さ2mちょうどにしました。これで1x4SPF材のスノコ幅(スノコどおしの隙間は5mm)が22枚ちょうどになります。幅は6フィートの1x4SPF材が4枚ぴったり取れる456mmとし、これに材料の厚みを加えて863mmとしました。(丸ノコの刃厚2mm計算済み)。少し幅が狭めですが、材料取りの効率を考えて我慢することにしました。

 

材料代 枠:SPF 1x4 10フィート 3枚、スノコ:SPF 1x4 6フィート 5枚(足りない分は10Fの余り)

脚:SPF 2x4 6フィート 3枚 スノコ留め: 杉板15mmx40mmx1820mm 2枚 脚の方杖:WW 30mmx40mmx1820mm 1本 脚保護ゴム:5mm厚ゴム少々 コースレッド:長さ51mm,75mm 少々 タボ:10mm丸棒1本 合計約4,000円 

 

明日の続編をお楽しみに


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ベンチベッドは必需品 計画編 [ベンチベッド]

Twitter(ユーザー名:@RockyIwa3)にベンチベッドの完成写真を投稿したところ、意外と関心をもっていただける方が多いので、その作り方をブログで公開しようと思います。

 

現在、家庭の事情で民泊を一時閉鎖していますが、再開したときには現在の作業室をホスト用寝室にしようと思います。民泊を営業していたとき、私はリビングの簡易ソファーベッドで寝ていましたが、リビングはゲスト用寝室とつながっているので、このことが気になるゲストは気になっていたようです。作業室にはドアがついているのでゲストには安心でしょう。

 

作業室は畳を横に6枚並べたような細長い部屋なので、ベッドをそのまま置くとかなり狭くなります。そこで伸縮式のベッドをつくろうと計画しました。普段はベンチにして書斎用椅子や食事用椅子として使い、寝るときは横に広げてベッドにしようという計画です。

 

市販品で伸縮式のソファーベッドが売られています。

https://store.shopping.yahoo.co.jp/atroo/002-271-b.html

 

しかし価格が7万円と高いので買う気になれません。ネット上では市販品を真似してDIYしている人が2-3人います。私も自作をしてみようと思います。

 

ベンチの上にソファ用のクッションを置けば、ベンチではなくソファーになるのですが、気に入ったソファー用クッションが売られていないので、ベンチそのままでヨガマットを敷いて使うことにします。

寝るときはスライドして幅を広げ、布団を敷きます。

 

何回かに分けて書きますので、続編をご期待ください。


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