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2015.5.19 基礎工事完了 [基礎工事]

2015.5.15  今日は基礎の立ち上がり部分にコンクリートを打設します。朝から監督のほかに見慣れない作業員が3名来ました。

コンクリートポンプ車を使わず、一輪車(通称ネコ)を使って人力でコンクリートを型枠内へ入れていきます。型枠の高さがあるところへネコからコンクリートを流し込むので少々テクニックと体力が必要と思われます。私の出番はありません。

コンクリートを流し込んだところへバイブレーターを入れて振動を与え隅々までコンクリートを行き渡らせます。今日初めて来た3名はわいわい言いながら作業をしています。監督はこの3名に遠慮しているのか何も言わずコテでコンクリートの天端を均しています。


コンクリートの天端をある程度均し終えると監督から私にアンカーボルトを埋め込むように指示がありました。アンカーボルトの取付は重要な作業で間違えると取り返しがつきません。

アンカーボルトで基礎と土台を緊結させ地震・台風で土台がはすれないようにします。アンカーボルトの位置は図面に描きこんであります。耐力壁(筋交いを入れる壁)の両端の柱下、土台連結部(私の場合は鎌継ぎなので芯から雄側へ300mm)などで間隔は2.7m以内です。平屋の場合はホールダウン金物(土台だけでなく柱にもボルトが取り付くようにした金物)は必要ありません。全部で51本。

私が埋め込むのはいいですが、間違いないように監督にダブルチェックをお願いしました。


埋め方は監督から教えてもらいました。予め埋め込み高さにマジックで印をつけます。土台にナットで据え付けたときにナットからネジ山3山出るようにします。それをコンクリートが乾く前にねじ込んでいきます。コンクリートの中で鉄筋に当たると入りませんので、その場合は位置を少しずらすか向きを変えます。埋め込み過ぎたときに引き抜いて調整しても沈んでしまうらしいので一回で決まるように慎重に作業します。

セルフビルド=DIYではコンクリートを入れる前に型枠に渡した板にボルトを括り付けておく方法が書かれていますが、こちらのやり方のほうが簡単だと思います。



今日初めて来た3名は作業が終わるとわいわい言いながら他の現場へ移動していきました。残ったのは監督と私だけになりました。


このあとはレベラーを入れます。立ち上がり部天端にゆるいセメント(トロ)のようなものを薄く流し入れて表面を水平にする作業です。もし私がセルフビルド=DIYでやっていたらレベラーを使わずトロを作って水準器で水平を出せばいいかなと考えていました。


バケツに水を入れたあと粉のレベラーを入れハンドミキサーで攪拌します。私の役割です。ゆるさの加減は監督が最初だけ自ら作って「このくらい」と教えてくれました。


これで今日の作業は終わり。コンクリートを乾かす日数を間に入れて月曜日に続きの作業です。


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日曜日に雨に降られ内部は雨びたしです。

水抜きを作っていなかったようです。







2015.5.18  朝、監督と作業員が来て基礎に貯まった雨水にびっくりしていました。

私が設置してあったトイレと洗面の排水口をあけて雨を流しました。本来排水口はベースコンクリートの中に埋め込むものですが、素人の私が排水管の施工を間違えたときに手直しができるようにベースコンクリートの上に排水口を作りました。結果オーライです。


水を抜きながら型枠をはずします。杭を抜き分解した型枠の釘も抜きます。

釘をその辺の地面に捨てていたら監督から「気にしないならいいんですが、この溝(基礎横の地面を掘り下げたままの溝)に捨てればあとで溝を埋めるのできれいでしょ」と言われました。

もちろんその通りにしました。あとは監督が油圧ショベルで溝を埋めていき、整地しました。


2015.5.19  浴室と玄関に土間コンを入れました。この部分はベースコンクリートより高さが必要です。コンクリートで覆う下側には土を入れています。全てコンクリートでなく一部土を入れるやり方は知っていました。監督に「土を入れてもあとで沈まないですか」と聞きましたが、大丈夫との答えです。


これで基礎は完成です。かかった日数は正味2週間。2人半で作ったといえ早い!


6月7日に助っ人を呼んで建前をする予定なので、その数日前にプレカット会社から資材を搬入してもらい、土台をセルフビルド=DIYで据え付けておきます。それまで自宅に帰ります。




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2015.5.13コンクリート打設 [基礎工事]

今日は基礎ベース部分にコンクリート打設です。

事前に親方からコンクリートの強度はどうするの?と聞かれています。うーん確か28だったような。。。「資料があればわかるんですが」と迷っていると「普通は21だよ」と言われたのでそれでいいですと答えました。


あとで調べると24N/㎡が基本のようですが、手元に資料がなかったので仕方ありません。セルフビルド=DIYで自分で発注するなら当然調べておいて呼び強度とスランプ、骨材の大きさを指定しなければなりません。

親方にはコンクリート調合計画書の取り寄せをお願いしてありました。確認申請の工事監理計画届のコンクリート欄記載例に「調合計画書による書類審査」とあったのでその通り書いて提出しています。しかし、これも中間検査、完了検査で提示を求められることはありませんでした。


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コンクリートポンプ車が待っているところへミキサー車がやってきました。今日は私の出番はありません。

みなさん実に手際よく作業していきます。ミキサー車からポンプ車へコンクリートが流され、ポンプ車から現場にコンクリートが流し入れられます。これを作業員がバイブレータを使い隅々までコンクリートが行き渡るように振動を与えていきます。コンクリートの高さはところどころに鉄筋棒に印をつけたものを立てておき、それを目安にコテでコンクリートを均していきます。 


ミキサー車が2回往復しあと少しで打設が終わるというところで皆さん何やら不穏な雰囲気です。コンクリートの必要量を間違えて計算していたようでコンクリートがあと少し足りません。足りない量は作業員が暗算してあと1㎥追加発注していました。たぶん予定していた金額より高くなるんでしょうね。この分は建設会社の持ち出しになるんだろうな。


監督と作業員2名は大きな板のサンダルを履きながらコテを使い再度きれいにコンクリート表面を均していきます。このサンダルを履いていると柔らかなコンクリートに沈まず歩いていけます。忍術のスイトンの術ですね。この段階でコンクリート高さの目安にしていた鉄筋棒もはずしていきます。


冬だと乾燥まで2日かかるそうですが、この季節は1日で大丈夫だそうです。


2015.5.14  次の工程は土台を取り付けるための立ち上がり部分にコンクリートを入れる型枠設置です。

すでに長さが計算されてカットされたコンパネが運び込まれました。


まずは既に設置してある外側のコンパネにコンクリートを流す高さの印をつけていきます。そして墨つぼで線をつけていきます。私も墨つぼの糸を持つように言われ印の位置に糸を当てましたが糸を引っ張られると簡単に指から糸がはずれてしまいます。指がちぎれると思われるくらいきつく持たないとダメだそうです。


のちに墨つぼを使う機会がありましたが、これが実に難しい。張った糸を持ち上げて離すと材料に糸の墨がつく仕組みですが、糸が右へぶれたり左へぶれたり真っ直ぐに引けません。何度も試して得たコツは弓矢を放すときの要領と同じではないかということです。学生時代に真似事でアーチェリーをかじったことがありますが、あの要領と同じだということです。


監督は慎重にしかしイト(?)も簡単に墨をつけていました。


内側のコンパネは丸セパで止めていきます。セルフビルドではC型丸セパが効率的というサイトがありましたが、ここではB型丸セパが使われていました。


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そうこうしている内に仮設電気の工事会社が来ました。仮設電気設置はもちろん初めてなので準備は大丈夫だったか心配でした。基礎工事はしばらくお休みとさせていただいて仮設電気工事の方につきました。


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2015.5.9 基礎工事再開 [基礎工事]

朝の一番電車に乗り現地入り。到着が8時半ころだったので既に現場には監督と作業員一名が来て作業をしていました。親方には事前に電話で少々遅れることは話していました。


早速、監督から矢継ぎ早に指示がでました。今日はベース部分にコンクリートを流し込むための外枠を組み立てていきます。コンパネに固定と補強のための角材を釘で打ちつけます。私はコンパネに空いている穴をゴムで塞ぐ仕事をしました。

東京で建築現場をみていたときにはどこでも鉄の外枠が使われていました。ここではよくホムセンで売っている合板のコンパネです。何回も使い回せるように前回の工事で空いた穴はゴムで塞いで再び使うようです。監督に聞くと鉄枠は錆びるので洗い流す作業が大変だと言っていました。この辺はみんな合板のコンパネを使うようです。こんなところにも地方、地方の特徴があるんですね。


コンパネを立てたあと鉄パイプで補強していきます。重い鉄パイプをトラックから降ろして現場に運ぶのは私の役目です。

セルフビルドで鉄パイプを使っているケースは少ないように思います。いろいろなサイトをみると角材で補強するケースが多いと思います。しかし角材での補強は十分でないんでしょうね。外枠が壊れてコンクリートが流れ出たという告白がネットに散見されます。

鉄の外枠を使う場合はもちろん補強材は必要ありません。


鉄パイプで補強したあと、さらに外枠が倒れないように角材で支えます。これはセルフビルドでも同じです。角材は地面に打った木の杭にしっかり結合させます。作業員が掛け矢(木でできた大きなハンマー)で杭を打ち込んでいきますが、すでに季節は5月で日中はかなり気温が上がっています。作業員はへとへとになりながら杭を打ち終えました。


私は15年前くらいに中国に駐在した経験があります。中国ではコンクリートで覆われた敷地を掘削するのに掘削機は使っていませんでした。筋肉隆々の男性が鉄のハンマーを何回も何回もコンクリートに打ち付けていきます。柄はよくしなる木を使っているので手には響かないと思いますが、コンクリートが割れるまで10回でも20回でも打ち続けます。上半身裸の胸は日焼けで真っ黒になっており汗で光っていました。

この頃、私は総経理(日本でいう社長)として一から工場を立ち上げ経営を軌道に乗せました。いい経験でした。


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2015.5.11-12  鉄筋組み付け

鉄筋を入れていきます。重要な作業です。コンクリートは圧縮には強いですが引っ張りには弱い性質があります。これを補うためコンクリートの中に引っ張りに強い鉄筋を入れるわけです。


配筋については住宅金融普及協会が発行する「木造住宅工事仕様書」を参考に設計しました。住宅支援機構のローンフラット35の借入条件となる住宅仕様が細かく書かれた本ですが簡単に入手できます。

私は費用節約のためシングル配筋で設計しましたが、本当は構造計算をして決めるようです。まあ私の家は平屋ですし建築確認も降りているので問題ないでしょう。

もっとも費用節約できたのかどうか基礎工事の会社から見積明細が提示されなかったのでわかりません。


私は鉄筋の下にコンクリートでできたスペーサーを入れる役割をしました。鉄筋が底につかないように入れるものですが、コンクリート強度に関係するので重要な仕事です。設計ではかぶり厚60mmを指定したので60mmのスペーサーが用意されていました。


建築確認申請で提出した書類に「工事監理計画届」というものがあります。記載例の鉄筋の欄に「ミルシートで書類審査」とありましたので私も同じように書いて提出しました。そこで親方にミルシートを取り寄せてくださいとお願いすると「何それっ」と言われました。ミルシートは品質証明書で購入先を通じてメーカーに言えばすぐに提出してくれるものです。親方はこんなことを言われた経験がなかったようです。通常工事で工事監理をする設計士もここまでチェックしてないということですかね。因みに中間検査でも完了検査でも一般財団法人からミルシートの提出を要求されることはありませんでした。


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2015.4.25基礎工事開始 [基礎工事]

朝8時半ころ基礎工事を依頼した地元の建設会社がやってきました。社長である親方に現場監督の若者一人。工事を手伝う私のために親方が選んでくれた監督で年は若いが腕はいいということです。


基礎工事もセルフビルドつまりDIYでやろうと思えば、やる方法はわかっていました。でも家の建設工程の中でも基礎工事はかなり疲れる工事らしいです。なお且つやり方はわかっていても初めてやるとなると時間がかかるでしょうからテント生活が長くなるということです。

自分の試算では基礎工事の資材費用は25万円くらいと考えていましたが、見積はその4倍くらいでした。うーんなかなか高いな。でも今ではこの部分は専門家に頼んでよかったと思っています。基礎工事は耐震などの丈夫さと同時に上に建つ建物の基準になるので精度が求められます。素人が作ったのではたとえ出来上がったとしても品質は保証されないでしょう。


建設会社の選定はかなり悩んで決めました。地元にある建設会社は電話帳とかネットで調べてわかってはいるのですが、飛び込みで見積を依頼する気にはなかなかなれませんでした。実はネットで調べていたら某建設会社(実名で書かれていた)はこんなずさんな工事をしているとか詳しく書かれていて、これを読んだらどんな基準で建設会社を選んだらいいのか悩んでしまいました。


いろいろと試行錯誤しましたが結局、ほんのわずか知り合っただけというルートから紹介の紹介という形で行き着いたのが、今回基礎工事をお願いした会社です。お互いがどんな相手なのかよくわからないまま、ほとんど口約束に近い契約をしました。


さて、いよいよ工事開始です。まずは草刈からです。大きな雑草が生茂っていました。建築場所が開けると次に縄張りです。私が書いた図面どおりに基準点を決めてそこから測量器で四隅を決めていきます。セルフビルドつまりDIYではここはピタゴラスの定理で作った大きな定規を作って直角を出すことになっています。親方によると昔は専門家でもその方法をとっていたそうです。この方法でも精度はやりかた次第でキチンと出せると言っていました。測量器の値段が安くなって今ではみんな測量器を使うそうです。


ところが四隅を決めると建物の位置が敷地の反対側の境界に近づきすぎています。おかしい!このままでは法的にも問題になる。親方にお願いして1.4m位置をずらしてもらうことにしました。確認申請の図面と違ってしまうけれど大丈夫だろうか。黙っていればわからないだろうか。考えても仕方ない。もう他人を巻き込んで作業は始まっています。

もう一度測量のやり直しです。四隅を決めても遣り方という板囲いはしません。いきなり水糸を張ってこれで作業は進められるようです。


日曜日をはさんで翌月曜日4.27 重機が運ばれ掘削作業。私もセルフビルドつまりDIYで重機を使うかもしれないと3t未満の油圧ショベルを扱えるよう教習所に通いました。 しかしこの日はショベルに乗る機会はありませんでした。


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この写真は2013年に購入を検討した別の土地で訳あって実際に油圧ショベルを使ったものです。


結局、この土地を買うことはありませんでした。ショベルのレンタル料とかその他もろもろで散財しましたが、習ったとおりに重機を動かせて気分は上々でした。












油圧ショベルを動かすことはありませんでしたが、親方がショベルを動かす補助をしました。ショベルで地面を掘削して掘り下げていくのですが、機械ではその跡を整地していくのが難しいんです。だから補助員が鋤簾(ジョレン)という鍬に似た道具を持って地面を平らにしていきます。ショベルと呼吸を合わせてお互い声を出さずに作業していきます。ショベルが回転して後ろへ土を運んでいる間に鋤簾で整地してショベルが回転して戻ってくるときには横にどいて掘り下げ作業を見守ります。

親方からはこの作業について細かい指示は出ませんでしたが、完璧に仕事をしました。なぜ出来たのかは追々書いていくつもりです。


さて次に地盤を強化するために砕石を入れていきます。基礎には2種類あります。土台を載せる立ち上がり部のみを鉄筋コンクリートで作る布基礎と建物が建つ部分全体を鉄筋コンクリートで覆いその上に立ち上がり部を作るべた基礎があります。私は強度が強いべた基礎を選びましたので建物が建つ部分全体に砂利を入れます。


掘削した敷地のすぐ横にレーザー光線が出る器械を置いて砂利を敷いたあと測量ポールのようなものを立てます。ポールがピッと言えば砂利の高さはOKということ。ピッツピッツと言うと高すぎるという具合です。便利な器械ですね。

これがセルフビルドつまりDIYだと遣り方で作った敷地まわりの板につけた印を基準にして砂利に立てた棒で高さを確認します。精度にかなりの違いが出そうですね。


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こんな感じで出来上がりました。実に早い。これをセルフビルドつまりDIYでやっていたら、ここまで優に2週間はかかっているでしょう。


4.28  今日から親方は来ないみたいで代わりに監督より年上の作業員が一人つきました。今日は砂利をランマーという機械で叩いて地盤を固めてから捨てコンと呼ぶコンクリートを流し込みます。これは本式のコンクリートを入れるための型枠を立てるために便利なように入れるものなので基礎の強度には関係ありません。


私は一輪車でコンクリートミキサーから生コンを受け取って指示されたところへ流し込む役割をしました。一輪車は重いものを運んでも右左に簡単に曲がるのですが、重心が落ち着かずすぐに生コンがこぼれそうになります。ほかの二人は流し込んだコンクリートをショベルとコテで平らにならしていきます。

私は相当足腰を踏ん張りながらなんとかコンクリートをこぼさずに運び終えました。


今日から来た作業員の人に聞くと給与は日給制の月払いだそうです。日給制だと雨が降り続くと大変でしょうと聞くと「そうなんです。3月は雨がよく降ったので本当に大変だった」と言っていました。日給制だと雨の日は作業がないので給与が入らないということなんです。監督は違うんでしょと聞くとやはり日給制の月払いだそうです。

会社の収益もこんな人たちにしわ寄せされているんですね。


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きれいに捨てコンが入りました。


明日4.29は祝日で作業は休みです。

この休み中に大変なことが起こります。





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