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2015.5.9 基礎工事再開 [基礎工事]

朝の一番電車に乗り現地入り。到着が8時半ころだったので既に現場には監督と作業員一名が来て作業をしていました。親方には事前に電話で少々遅れることは話していました。


早速、監督から矢継ぎ早に指示がでました。今日はベース部分にコンクリートを流し込むための外枠を組み立てていきます。コンパネに固定と補強のための角材を釘で打ちつけます。私はコンパネに空いている穴をゴムで塞ぐ仕事をしました。

東京で建築現場をみていたときにはどこでも鉄の外枠が使われていました。ここではよくホムセンで売っている合板のコンパネです。何回も使い回せるように前回の工事で空いた穴はゴムで塞いで再び使うようです。監督に聞くと鉄枠は錆びるので洗い流す作業が大変だと言っていました。この辺はみんな合板のコンパネを使うようです。こんなところにも地方、地方の特徴があるんですね。


コンパネを立てたあと鉄パイプで補強していきます。重い鉄パイプをトラックから降ろして現場に運ぶのは私の役目です。

セルフビルドで鉄パイプを使っているケースは少ないように思います。いろいろなサイトをみると角材で補強するケースが多いと思います。しかし角材での補強は十分でないんでしょうね。外枠が壊れてコンクリートが流れ出たという告白がネットに散見されます。

鉄の外枠を使う場合はもちろん補強材は必要ありません。


鉄パイプで補強したあと、さらに外枠が倒れないように角材で支えます。これはセルフビルドでも同じです。角材は地面に打った木の杭にしっかり結合させます。作業員が掛け矢(木でできた大きなハンマー)で杭を打ち込んでいきますが、すでに季節は5月で日中はかなり気温が上がっています。作業員はへとへとになりながら杭を打ち終えました。


私は15年前くらいに中国に駐在した経験があります。中国ではコンクリートで覆われた敷地を掘削するのに掘削機は使っていませんでした。筋肉隆々の男性が鉄のハンマーを何回も何回もコンクリートに打ち付けていきます。柄はよくしなる木を使っているので手には響かないと思いますが、コンクリートが割れるまで10回でも20回でも打ち続けます。上半身裸の胸は日焼けで真っ黒になっており汗で光っていました。

この頃、私は総経理(日本でいう社長)として一から工場を立ち上げ経営を軌道に乗せました。いい経験でした。


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2015.5.11-12  鉄筋組み付け

鉄筋を入れていきます。重要な作業です。コンクリートは圧縮には強いですが引っ張りには弱い性質があります。これを補うためコンクリートの中に引っ張りに強い鉄筋を入れるわけです。


配筋については住宅金融普及協会が発行する「木造住宅工事仕様書」を参考に設計しました。住宅支援機構のローンフラット35の借入条件となる住宅仕様が細かく書かれた本ですが簡単に入手できます。

私は費用節約のためシングル配筋で設計しましたが、本当は構造計算をして決めるようです。まあ私の家は平屋ですし建築確認も降りているので問題ないでしょう。

もっとも費用節約できたのかどうか基礎工事の会社から見積明細が提示されなかったのでわかりません。


私は鉄筋の下にコンクリートでできたスペーサーを入れる役割をしました。鉄筋が底につかないように入れるものですが、コンクリート強度に関係するので重要な仕事です。設計ではかぶり厚60mmを指定したので60mmのスペーサーが用意されていました。


建築確認申請で提出した書類に「工事監理計画届」というものがあります。記載例の鉄筋の欄に「ミルシートで書類審査」とありましたので私も同じように書いて提出しました。そこで親方にミルシートを取り寄せてくださいとお願いすると「何それっ」と言われました。ミルシートは品質証明書で購入先を通じてメーカーに言えばすぐに提出してくれるものです。親方はこんなことを言われた経験がなかったようです。通常工事で工事監理をする設計士もここまでチェックしてないということですかね。因みに中間検査でも完了検査でも一般財団法人からミルシートの提出を要求されることはありませんでした。


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