土地探しに5年 前編 [土地探し]
全国の数名の読者のみなさん。お待たせしました。ちょとした切っ掛けがありブログの更新を再開することにしました。一度中断してしまうとなかなか再開できずにいました。今後は毎日更新の予定(?)です。よろしくお願いします。
セルフビルド=DIYを始める前に土地探しに時間がかかりました。5年の歳月を費やしてしまいました。今考えると余計な遠回りをしたようです。まあ、その分いろいろと経験し、結果的には間違わずに土地を手に入れたと思っていますけどね。
最初は不動産会社のサイトで田舎物件を探しました。いろいろな会社で田舎物件を扱っています。希望は予算3-4百万円で広さは200-300坪くらいです。場所は千葉県を中心に茨城、秩父、東京西部など幅広く探しました。更地でも古家付きでも貸家でもOKです。しかしこれはいいという物件にはなかなか出会えません。ようやく良さそうな物件がみつかったときは現地を見に行きました。
例えば、
1) 500坪くらいのほとんど山林ですが、小高い丘に建った一軒家のある物件。景色はすばらしいですが、畑で作業していた近隣の人に聞くと住んでいたおばあさんが亡くなったばかりでした。真夏にも関わらずなぜか内部はヒンヤリとした和風の建物です。土台がブロック積みで簡易的に作られており、いまひとつ気に入りませんでした。
2) 山裾の谷間に広がる500坪くらいの日当たりが少々悪い土地。雰囲気は悪くない土地ですが、近所の農家で聞くと数年前に持ち主のお父さんがここで自殺したらしいです。不動産会社から事故物件の告知はありませんでした。水道を引くことができず、井戸を掘らなければならないので諦めました。
3) 元は田んぼで現在は杉と檜の山林。300坪くらいのほぼ平坦地。道路を挟んで田んぼが広がります。田んぼで作業していた人に情報を得ようとすると、汚水を流されるのでその土地に家を建てることには反対と言います。法的にはどうなのか環境省へ電話してみると、浄化槽をつければ地元の人は反対できないと言います。雰囲気はすばらしい場所ですが、人間関係がこじれそうなので諦めます。
4) 別荘地が近くにある200坪くらいの平坦な土地。犯罪歴がありそうな地上げ屋と思われる人が実質所有者(登記上は元所有者が所有権をもっている)で自ら田んぼを宅地に造成したという。多少うさん臭いけど契約寸前まで交渉して最後に市役所に行くと、ここは宅地造成規制区域で許可なく宅地を作れない場所でした。仲介不動産会社の重要事項説明書には記載されていません。多少のリスクは乗り越えようと検討しましたが、最後は諦めました。
5) 標高300mくらいの山頂に少しだけ広がる平坦地。水道はなく井戸も300-400mくらい掘らないと水が出てこないので雨水に頼るしかない。情報を得るため近隣の人に聞くと隣の空家を3名で共同所有しており年3万円で貸してくれるという。試しに3泊してみたが、共同所有者のお一人が急に反対して話が壊れる。
こんなことをやっていたら時間は経過するばかりでしょう。もういい加減うんざりしていたところでBライフ研究所(現在は「寝たろうさんのブログ」へ移行)のホームページをみつけます。
続きは明日