SSブログ

仮設電気工事 [仮設電気]

仮設電気は本来5月7日に工事してもらう予定でしたが、確認申請変更届が必要になったため延期をしていました。

基礎工事の会社にはご迷惑をおかけしました。電気が引けるまでは発電機で凌いでくれました。


仮設電気の申込は2015年4月16日に管轄の電気会社支局を訪れ申込みをしています。まだ電力自由化前です。

申込用紙は事前に自宅近くの支局でもらっており必要事項は記入していました。しかし臨時電灯契約は3種類あり、どれが適当かわからなかったので管轄支局で聞きました。私は電気工事店ではないけれど第2種電気工事士の資格を持っていることも伝えました。

受付の女性は「通常、工事会社は臨時電灯Aを使います」との返答でした。使う電力で一番大きそうなのが丸ノコです。私は最低限の能力の500Wの丸ノコを買おうと考えていました。これで計算すると一日8時間丸ノコを使うとして臨時電灯Aは1ヶ月5,000円くらいになります。

臨時電灯Aは使い放題ですが高いなと思いました。しかしこれがお勧めというのでこれで契約しました。配線図を書いてくれというので、「ELB-Bーコンセント」と書きました。こんな簡単なものでいいのかなと思いましたが、OKとのことです。

工事費は、はっきり覚えていませんが15,000円くらいだったと思います。

工事予定日は今から一番早い日が5月7日というので、それでお願いしました。実は電力会社へ行く前に現地で基礎工事の会社親方、水道工事会社社長とお会いして基礎工事開始日を決めていました。


帰宅してからもう一度ネットで臨時電灯料金の料金比較をしてみましたら、臨時電灯Bは従量制ですがこれだと1ヶ月2,500円くらいになりそうです。確たる自信があるわけではないので電話で聞いてみました。そうしたら「そうですね。そうなりますね。」という答えです。

臨時電灯Bは計量計を付けることになりますが、この費用は電力会社負担だそうです。しかしブレーカーは最低4個つけないといけないと言われました。ブレーカーは1個あれば十分なのですが、価格はいくらでもありません。臨時電灯Bに変更してもらうことにしました。申込書の訂正は電力会社でやってくれるそうです。


さて仮設で使うポールはどのような仕様のものを用意すればいいかわかりませんでした。自宅近くの電力会社支局へ申込用紙をもらいに行ったときに聞きました。「ポールの仕様は決まっていないが、簡単に倒れないもの。また引込み線の高さが決まっているのでこれに合うもの」との回答でした。

引き込み取付点の高さは電気工事士試験で勉強しているのでわかります。私の場合は道路際に立てるので5m以上の高さが必要です。


仮設分電盤はどうしたらいいのか。電設会社だったら何回も使い回すものなので購入すればいいでしょうが、私の場合は一回限りです。ネットでレンタルしている会社を探しましたが、なかなかありません。やっと探したところへ見積依頼をしました。配線の構成を聞かれ一応見積はくれましたが、私の配線構成だと電材会社から買ったほうが安いと言われました。この会社は特殊な配線構成の場合にレンタルをするようです。


早速、ポールと必要部品を現地近くの電材会社に見積依頼しました。私はトラックを持っていないので無理を言って6mのポールと部材を4月27日に現場まで運んでもらうようにしました。確認申請変更届のためこれらの部材はずっと寝ておりました。


実際の配線はどのようにしたらいいのか。前述の仮設分電盤レンタル会社のHPにブログが載っており、ここに社員教育で社員に作業をさせた配線作品の写真が載っていました。これを参考にさせてもらいました。

過電流素子つき漏電遮断器(ELB)30A1個、配線遮断器(通称ブレーカー、記号B)15A4個、コンセント(定格電流15A)1個。ELBの赤線と白線100Vを2個のブレーカーにつなぎ、ELBの黒線と白線100Vをほかの2個のブレーカーにつなぐ。そしてブレーカーのうち1個からコンセントに接続する。本来4個のブレーカー全てにコンセントをつなぐことを想定しているのでしょうが、私の場合はコンセントは1個あれば十分です。


ブレーカー15Ax4個=60A。しかし赤線側の100Vは15Ax2個=30A。黒線側の100Vは15Ax2個=30A。片側30AなのでELBは30AでOK。電気工事士の勉強で理論はわかっていたので、写真をみて理解できました。配線作業は基礎工事期間中の昼休みにやっておきました。


CIMG1506-bl.jpg


2015.5.10  基礎工事のない日曜日に一人でポール立てをしています。まずポールにVVFケーブルを結束バンドで留めその先端10cmくらいの皮を剥いて中の電線3本も皮を剥いてテープで保護しておきます。ポール先端には引き込み用にOボルトをつけます。

次に穴掘りです。約1mの穴を掘らなければなりません。YouTubeを観ると専門業者は胴つきのような道具で突くように穴をあけていますが、そんな道具を買おうとは思いません。ひたすらショベルで掘っていきます。

しかし、これが大変でした。掘るたびにショベルがガチガチいいます。小石に当たるだけでなかなか掘り進みません。

小石はそのうち取れますが、大きな石に当たると大変です。大きいな石を2個ほど除いたあと、本当に大きな石に当たってしまいました。穴を横に掘り広げていってもずっと石があります。

諦めてその石の横を掘ることにしました。しかし地表から90cmくらい掘ったところで、また大きな石に当たりました。もういいか。

ポールを立てることにします。しかしこれが重い!最初に大きな石に当たった穴にポールのお尻を入れて反対側の先端を持ち上げます。重すぎて腰が砕けそうになります。そのまま押していくとポールのお尻が2番目に掘った穴に落ち込んでなんとか立てることができました。<あとで電気工事会社の人に聞くと2段掘りというらしいです。偶然2段掘りをしたようです。ショベルを立ててそこにポールのお尻を当てると土が崩れなくていいらしいです>

立てながら穴のまわりの土を足先で穴に落としこみ固めていきます。一応立つには立ちました。しかし不安なので、あとで木の棒で補強しておきました。それでも風が強い夜には何度か起きて倒れていないかみていました。


2015.5.14  電気工事会社が来ると真っ先に配線はこれでいいか聞きました。OKです。作業員の人がポールにハシゴを掛けて登ろうとするので「大丈夫ですか?ポールが倒れるかもしれませんよ」と声をかけましたが、「大丈夫ですよ」と言いながらスタスタ登っていきました。


このあとの配線はすべて電気工事会社がやってくれました。高圧電線に触ることになるのか心配していましたが、それはありませんでした。もっとも計量計は左側が1次側(供給側)で右側が2次側(使う側)だそうで、私はケーブルを反対に準備していたのであやうくケーブル長さが足りなくなるところでした。


電気が通るのを電球で確認すると満足感がこみ上げてきました。


nice!(0)  コメント(0) 

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。