ホストは予約を断ることができる! 後編 [民泊の実態]
ホストはゲストからの予約をペナルティーなしで断れるような仕組みをAirbnbはもっていますが、これは万能ではありません。
たとえば、問題あるゲストに対し、あるホストがレビューで注意している場合、これを読んだ別のホストはこのゲストの宿泊を断るでしょう。
しかし、このゲストが知り合いの名前でアカウントを作り、この知り合いと共に宿泊をすれば悪評判となったレビューを事実上消して宿泊を実現させることは可能です。
実際にそんなケースではないかという経験をわずか半年ばかりの間に体験しています。どうみてもゲストグループの主導権をもっているのはアカウントをもっているゲストではなく、同伴したゲストというケースです。しかし、この同伴ゲストのレビューは見るすべがありません。
もっとも他人名義のアカウントを使っているだろうと思われる場合でも悪意がない場合もあります。
夫婦でお泊りの場合で、ご主人が自分の名前やプロフィール写真を公開したくなくて奥さんの名前を使っているだろうと思われるケースが何組かありました。この場合はホスト側にとって何にも問題ありません。
逆に、何も問題なくて非常に丁寧な対応をしてもらったゲストでも、よくよく聞いてみると過去に予約申込を断られたことがあるということがありました。
どんな理由で断られたかわからず、落ち込んだと言っていました。私もなぜ断ったのか知りたいくらい良いゲストでした。
つまり。Airbnbのホストの身の安全を守る仕組みを作ろうという姿勢は大いに評価しますが、まだ万全ではないということです。
いかがでしたでしょうか。ホストをやってみなければわからない民泊の裏事情にも興味深いものがあるでしょう。
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