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八ヶ岳のカナディアンファーム [参考情報]

窓製作は時間がかかったのでブログ記事も長いです。セルフビルドで家を建てたい人には興味があるかと思いますが、セルフビルドの家をみるだけでいい人には退屈かもしれませんね。

 

そこで今日はみるだけでいい人向けのサービス記事です。

 

建築専門雑誌を本屋の立ち読みで読んでいたとき <いつも立ち読みじゃないんですよ。土地探しをしているときもこんな本を読むことが楽しかったんです。> ふと、わずか2-3行の記事が目にとまりました。よくわからないけど、面白そうな家づくりをしている所がありそうだ。

カナディアンファームという言葉を頼りにネットで調べるとかなりユニークな家を自力で次々と建てている。これは見る価値がありそうだと早速クルマを飛ばしていってきました。

 

季節は11月で八ヶ岳周辺は結構肌寒かったです。見に行かれる方はもう少し暖かい季節のほうがいいかもしれません。ちょうど昼前に着いたのでランチを食べました。食事を提供することで生計を立てているようです。そのためアルバイトらしき人を数名雇っているようです。そのアルバイトらしき若者たちもここの生活を楽しんでいるようでいきいきと料理を提供してくれます。提供している料理もセルフビルド風です。パンについているバターは手作りのハーブバターだそうです。

 

オーナーに声をかけましたが、ランチ作りで忙しそうです。ランチを食べたあと、早速家々を見て廻りました。

 

水道栓からじゃーじゃー水が出しっぱなしです。井戸水なのでしょう。母屋は頑丈な丸太を組み合わせて作っています。きれいなログハウスではないけど、無骨な魅力があります。階段は丸太をボルトで留めただけで作っています。壁は板壁の家もありますし、漆喰塗りの家もあります。

 

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屋根は板を並べて湾曲しています。軒桁に湾曲した自然の木をそのまま使っているため屋根の形も湾曲しています。うーん、こんな家が建てたいな。屋根の下材は板を並べているだけです。

 

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敷地内にはりんご箱の材料のような板が積まれて乾燥させてあります。もらってきたものでしょうか。屋根材として使うのでしょう。直径が50cmくらいありそうな大木がごろごろ転がっています。近隣で切らせてもらった立ち木でしょう。

 

玄関前にレンガを丸く置いてアプローチを作っています。いいな!自分もこんなアプローチを作りたい!

 

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一通りみて廻ったころにオーナーから声をかけられました。ランチが終わって一息ついたところなんでしょう。ガレージをみてくれと言います。アメリカからもってきたガレージだそうです。ドアを引くと入口が全面開きます。映画などでみるあれです。

中に溶接機セットが置いてありました。火をつけてみせてくれました。これがあれば鉄材の加工も自由になるそうです。

 

井戸を掘るのは大変でしょうと聞きました。私も井戸掘りの研究はしていて江戸時代の上総(現在の千葉県)で発明された上総掘りを実践しているグループの現場をみにいったことがあります。竹材の筒先に鉄の金具をつけて地面を突き続ける工法です。

しかし、オーナーが言うには井戸掘りは簡単だそうです。この辺はバックホー(重機)で3-4mも掘れば水が沸いてくると言います。なーるほど。

 

屋根材は木材をクギで打ちつけ、そのクギ部分の上にさらに木材を重ねる方法のようです。台風などで飛ばないですかと聞きました。台風で飛んだことはないけど100年保つ家を建てようと思っていない。5年もてばいいと考えているといいます。なーるほど。

 

見るもの聞くもの全部を参考にさせてもらいました。


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