木材で窓を作ったぞ 前編の後編 [窓製作]
2015.9.26-30
新しい試作品に挑戦。材料を直角にカットするにはスライド丸ノコを使うと簡単にできるらしいですが、もう一台丸ノコを買う気がしません。そこで自分で直角ガイドを作りました。4mm厚の合板に19mm厚のSPF端材を釘で打ちつけたものです。直角は指しがねを当ててとりました。この自作ガイドはずっと活躍します。
ハモニカーボ(厚み4mm)をはめ込む溝はトリマーを買ってきて5mm幅のストレートビットで掘ります。一度にあまり深く掘るとビットがすぐに磨耗するらしいので3mmの深さで同じところを二度掘り、合計6mmの深さとします。
ハモニカーボは大型カッターで何度か切り込みを入れて切ります。あとでトリマービット幅は6mmのほうがいいとわかります。ハモニカーボにも公差があるので5mm幅だと溝がきつくて入りにくいことがあります。
外枠と障子の隙間は上下、左右5mmづつが標準のようですが、私は余裕をみて7mmづつとしました。これでも直角精度が悪いと開け閉めがスムーズでないことがあります。必ず対辺をを測り組み立てましょう。対辺はピタゴラスの定理を使い電卓で簡単に計算できます。対辺=√A二乗+B二乗
蝶番の取り付け位置でも隙間具合が変わってきます。取り付け位置はサイトでいろいろですが、私は上側は蝶番長さx1.5倍の位置、下側は蝶番長さx2倍の位置としました。
隙間風を防ぐ桟木にはM型隙間テープを貼りました。しかし値段の高いM型テープよりスポンジテープのほうが密着性があり、効果的だと思います。
窓1枚あたりのコストは約2,000円です。アルミ窓を買うと20,000円程度はするでしょう。1/10のコストです。
2015.10.1-12
試作品がうまくできたので量産開始です。全部で7枚の木材カットと塗装、組立てをします。ずいぶんと時間をかけてやっていますが、のちの作業でこのときの経験は貴重でした。精度がいかに大事かわかりますし、精度を上げる方法もわかります。
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