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2015.8.11 屋根に登る 中編 [屋根工事]

2015.8.6-7  アスファルトルーフィング張り

 

野地板の上にアスファルトルーフィングを張ります。フェルトにアスファルトをしみこませたもので防水効果は抜群と思われます。

 

通販で一番安い店を選んで買いましたが、送料が4,320円もかかりました。かなりの重量物なので送料が高いのも仕方ないかと思いましたが、あとで近くのホムセンで同じもの同じ値段で売っていることに気づきます。ホムセンなら送料はなしで数百円のガソリン代だけです。ガックリ

 

 

アスファルトルーフィングは1m幅で121m巻きです。これを持って脚立を使い屋根まで登るのはほとんど不可能です。地上で必要長さに切ってから屋根に上げることにしました。

 

地面には石ころが転がっています。この上にアスファルトルーフィングを敷いて体重を乗せるとアスファルトルーフィングは破けてしまいます。慎重に扱いながら長さを測ってカッターで切っていきます。これを抱えて脚立に乗り屋根上に持ち上げます。 

 

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屋根の野地板の上にアスファルトルーフィングを拡げたらタッカー(ホッチキスの大きいようなもの)で要所要所を留めていきます。

タッカーはホムセンで400円くらいのものから2,000円くらいのものまで売っていました。私はとりあえず一番安いものを買いました。簡単に壊れたら次はいいものを買えばいいでしょう。


このあと壁の断熱材張り、外壁の防水シート張り、浴室のラス網張りなどにタッカーを使いましたが、このタッカーで十分でした。

針の大きさもいろいろあるようですが、このタッカー用の幅11mmx高さ8mmの針で問題ありません。


幅1mのものを軒先に沿って横に張っていき、2枚目は10cm重ね代をとって1枚目に重ねます。上から流れてきた雨がアスファルトルーフィングの下へ廻り込まないで、そのまま下へ流れるように施工するわけですね。


2枚目を張っているときにわずかな風でアスファルトルーフィングが半分めくれて飛ばされそうになりました。私が思わず「あーっ」と大声をあげてしまったら、近くにいたご近所さんたちが一斉にこちらを見上げました。私が屋根から落ちたと思ったんじゃないでしょうか。恥ずかしいー。


CIMG1547-bl.jpg


アスファルトルーフィングを張ったら490mm間隔で桟木を取り付けていきます。普通は桟木はいらないのですが、私の場合は屋根材としてガルバリウム鋼板の波板を使います。傘釘の受け材として桟木が必要になります。


アスファルトルーフィングは直射日光に当てるのはよくないと施工説明書に書いてあります。確かに真夏の直射日光でアスファルトが半分溶け出しているような気がします。

地下足袋を通して太陽の熱がジカに伝わってきます。じっと立っていられないので常に足を動かしながら作業です。早く屋根材をかけないといけません。


2015-8.8-11 水切→ケラバ→ガルバ波板

屋根材取り付けの前に軒に水切を、また妻(屋根の三角側)にはケラバをつけます。いづれも雨から屋根下地を守るものです。水切は単純な形ですから自分でガルバリウム鋼板の平板を切って折り曲げて作りました。ケラバ(なぜこんな名前なんでしょうね)は複雑な形状なのでホムセンで買ってきました。


CIMG1550-bl.jpg


上の写真ではわかりにくいですが、梯子側についている金属が自作の水切です。屋根材に沿って屋根端に取り付けてあるのがケラバです。

これらの長さは1820mmですから、つなぐ部分は重ね代を10cmくらいとります。しかし自作の水切はともかく規格品のケラバでも簡単に重ねられません。同じ大きさで折り曲げてありますから当然なんですがね。

差し入れる部分を金切り鋏で少し斜めカットしてやると楽に差し込めます。


最後にガルバリウム鋼板の波板を傘釘でとめ付けます。横方向の重ね代は2山半、上下方向の重ね代は20cm以上(だったと思います)。釘は波板の山部分に5山おきに打ちます。谷部分に打つと雨が流れてくるので漏水の危険があるということでしょう。

屋根を歩くときは桟木の部分を歩かないとへこんでしいます。気をつけて施工していきます。釘を打つときの音はやかましいので2-3日間ご近所にはご迷惑をかけてしまいました。

傘釘を打つのに失敗すると釘抜きが使えないのでペンチで抜きます。どうしても抜けない所が1箇所ありましたが、雨漏りしないようコーキングをたっぷり塗っておきました。


屋根材はネットでいろいろ探しました。しかし屋根材単体でなかなか売られていません。材料が手に入ったとしても材料価格は施工費込みの価格とほとんど変わらないという説もあります。屋根業界の販売ルートは特殊なのかもしれませんね。


唯一、錆びにくいガルバリウム製品でホムセンでも安く手に入るのが波板でした。これでは倉庫の屋根になってしまうのですが、私はこれをベースに草屋根を作ってみたいと計画しました。芝生の草屋根ではなくて、屋根の上に花が咲くような草屋根にしたいのです。技術的方法については現在も研究中ですが、実現の可能性はありそうです。


CIMG1548-bl.jpg


急いで屋根全体の半分だけ完成です。


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