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テントが壊れたーっ! [生活]

屋根工事の前にご報告です。

テントが強風で壊れました。ホムセンで買った一人or二人用の安物です。シートは薄くてすぐに破けそうなものです。


元々はセルフビルド用というよりは「荒川源流をめざして二泊三日の旅」を企画したときに買ったものです。荒川の河口から秩父の山奥の源流まで250Kmを徒歩でいこうという個人的な企画です。結局この計画は実行されませんでしたが、近い将来セルフビルド=DIYで家を建てるときにも必要だと思って買ったものです。


強風で骨が折れる少し前からこのテントには限界を感じていました。雨が降ると床が湿るようになり、やがて明らかに浸水するようになっていました。


たびたび帰宅したので、その度にテントは張っては仕舞いを繰り返していましたから、テントを張る場所は必ずしも同じ場所ではありません。季節もよくなり草も成長しています。草の茎はやわらかいと良いベッドになりますが、成長するとかなり硬い茎になる草もあります。


そんな硬い茎の上に何も考えずにテントを張ってしまったのです。荷物を置いたときか寝返りをうったときにテントの床に穴があいたと思われます。目にみえる穴ではありませんが、雨が降ったときにじわじわ浸水するようになっていたのです。


ある強風の晩、今夜もテントがよく揺れるなと思っていたときに骨がポッキリいってしまいました。テントが崩れるまでにはならなかったので、その晩はやり過ごし、朝になり見ると悲惨でした。


一度テントをバラしてみるともう骨は元に戻りません。もう組立てができないのです。うーん。どうしたらいいんだ。ほとんどパニックです。

新しいテントを買うか?でもあと少しで家に屋根がかけられる。屋根をかければ家の中に移動できて新しいテントは無駄になる。

クルマの中で生活するか?でも足を伸ばして寝られません。そんな生活を続けたらきっと体調をくずしてしまうでしょう。

近くのホテルに泊まる?そんな出費は考えられません。そもそもセルフビルド=DIYをやっているんですから。


結局、番線(はりがね)で縛ってみることにしました。仮設電気のポールを立てたときにポールが倒れないように補強したときの番線が余っています。

これで骨の折れた部分をぐるぐる巻きにしてみます。一見、骨は真っ直ぐに継ぎました。しかしテントを張るためにはこのグラスファイバー製の骨をぐっと撓らせなければなりません。しならせてみると全く無駄です。簡単にポッキリ折れてしまいました。


それでは足の骨が折れたときに接骨医がやるように添え木をしてみたらどうか。今なら探せばアルミ板の余材とかありますが、建築工事が始まったばかりの当時は適当な余材はありません。

番線を二つ折りにして折れた骨のまわりに置き、その上から番線でぐるぐる巻きにしてみます。


テントの骨をしならせてみると一直線の状態から多少曲がってしまいましたが、なんとかテントを張ることはできそうです。

テントのシートを傷つけないように電線テープを巻いて、ようやくほっとしました。

ゴルフでいうとミスショットから回復させるショット=「ナイス リカバリー」ですね。


CIMG1817-bl.jpgCIMG1818-bl.jpg









その後の工事で同じように困ったことは幾度となくでてきましたが、考えればなんとか解決できるものです。

メーカーの開発部門では「それは無理だ。できない。」という言葉は禁句だそうです。そう言った途端にその先の展望はなくなるからです。

職人さんたちも現場で困ったときに「できない」とは言いませんね。わいわい言いながら解決策をみつけています。

ホワイトカラーの仕事でも絶体絶命の状況で諦めないことです。私もあるプロジェクトで本当に困ったときに考えに考えて展望を開いた自慢できる経験をしています。

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