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2015.6.7 柱・梁設置 [建前]

2015.6.7  日曜日、建前のため友人一人と息子の応援を頼みました。交通費は支給する約束です。朝8時半ころまでに現地へ来てもらうため新幹線で来てもらいました。(注:私はめったに新幹線は使いません。もっぱら在来線の快速です)

隣のご主人にも応援してもらいました。ユニック車(クレーン付き大型車)のレンタル代が安くなるルートをご存知で大型車の運転もできるし、ユニッククレーンの操作もできるらしいです。


当初ユニック車は自分で借りてこようかと考えていました。8t車まで運転できる普通免許は持っています。大型車は昔、公道ではないですが敷地内でベンツのダンプカーを1周させた経験があります。

隣のご主人から「止めたほうがいい。すぐに縁石に乗り上げるのがオチだ。取りに行ってやる。」と言ってもらいました。ありがたくお願いすることにしました。


 

まずスタッフ?に図面をみせながら柱と梁の取付けの段取りを説明します。梁は継手の雌側の上から雄側を乗せますので組立ての順番があります。予め順番を決めてプレカット会社からもらった構造伏図に順番を書いておきました。


柱には「い1」とか「ろ3」などの印字がしてあります。構造伏図には東から西へ向かって「いろはに----」の列があり、北から南へ向かって「1234----」の列があります。これの交わったところに印字の柱を置きます。

最初に「い1」の柱からです。(いの一番)という言葉の語源はここからきているんでしょうね。「この柱どっち向きに立てるの?」「うーん。。。。」わかりません。「印字を南向きでいいんじゃないの」というので同意しました。かなりいい加減です。あとでネットで調べると結果正解でした。


ユニッククレーンで柱を吊り上げてもらい、一人がこれを立てて支えます。もう一人が垂直に立っているかみます。私が脚立に乗ってプレカット会社から借りた掛け矢(小槌の大きなもの)で柱を叩こうとしたとき、「待った!」と隣のご主人から声がかかります。そのまま叩くと柱の上に飛び出ている継手のホゾが潰れるというのです。急遽、その辺にころがっていた端材でジグを作ります。

すんでの所で取り返しのつかないことになっていました。あとで「350万円で自分の家をつくる」という私の参考書(畠山サトル著)を読み返すと「ホゾをつぶさないよう当て木をする」と書いてありました。今考えてもずいぶんと人に助けられました。


柱をすべて立てたあと、柱と柱の上に梁を渡します。ユニックで梁を吊り上げてもらい友人が脚立に乗って片端を押さえます。私は別の脚立に乗ってもう片端を押さえます。そして交代しながら少しづつ掛け矢で柱のホゾに梁を打ち込んでいきます。

隅柱に梁を渡したあと隅柱の垂直をみます。どこかのサイトに下げ振り(糸に重りをつけた道具)で垂直をみると書いてあったので下げ振りは用意していました。しかしプレカット資材を運んでくれた運転手さんによると「大工さんは垂直をみるのに水準器を使っている」というのです。水準器のほうが早くて正確な気がして水準器を使いました。


この運転手さんは梁を一人で渡す方法もあると言っていました。一方の柱に梁の片方を乗せてから梁の反対を持ちながら脚立に登ってもう一方の柱に乗せるというものです。なるほどと思いましたが、あとで作業してみると梁はめちゃめちゃ重いです。慣れた職人さんならできるでしょうけど、素人には無理な気がします。


垂直がでていなければ柱の上部にロープをつけて引きます。垂直を確認したら柱が動かないように仮の筋交いを打ちます。仮筋交いはあとでいろいろなところで使えるのでもったいなくありません。


CIMG1520-bl.jpg


このように全ての隅柱に仮筋交いをつけます。しかし最後の隅柱はやっかいでした。隅柱が少しだけ垂直でなかったのですが、梁がすべて取り付いているのでロープで引いてもピクリとも動きません。いい加減なところで仮筋交いをつけました。


最後にユニッククレーンで母屋と小屋束(屋根を取付るための柱と梁のようなもの)を梁の上にまとめて置いてもらいました。これらの資材は重いので手で1本1本梁の上まで運ぶのは大変な作業になります。


すべてが終わるまで丸一日かかりました。ご協力いただいたみなさんに感謝です。






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